・・・大道旧山本家を見学した後は、
◆【竹内街道歴史資料館】◆
583-0992南河内郡太子町大字山田1855番地/0721-98-3266
平成元年からのふるさとづくり事業の一環として竹内街道の整備とともに建設されたこの資料館は、平成5年3月3日にオープンしました。街道脇にたたずむ館内では、最古の国道とも呼ばれる竹内街道と太子町の関わりが一目でわかるように展示されており、ここへ訪れた人々は往古の街道へタイムスリップすることができます。さあ、この資料館で、たっぷりと竹内街道や太子町の歴史を満喫してください。
●第1展示室
館のメインテーマである「竹内街道」の歴史を展示とパネルで解説しています。中央のマジックビジョンでは、竹内街道の歴史の幕開けから現代に至るまで楽しく学ぶことができます。また、街道を「石の道」・「最古の街道・大道」・「太子信仰の道」・「庶民の道」の4つのテーマに沿って案内し、各コーナー別のVTR映像がこれをサポートしています。
●第2展示室
普段は、「王陵の谷」とも呼ばれる太子町の歴史、考古、民俗等に関する資料を展示解説しています。また、企画展・特別展開催時には街道や太子町に関わる多彩なテーマで歴史を紹介しています。
◆孝徳天皇陵(山田上ノ山古墳)/南河内郡太子町山田
大化改新後に即位した第36代孝徳天皇は、改新に功績のあった蘇我倉山田石川麻呂らを政権に登用し、改新政治を推し進めました。しかし中大兄皇子らと不仲となった天皇は、難波宮で白雉5年(654)、孤独のうちに亡くなられ、大坂磯長陵に葬られました。竹内街道沿いに位置する陵は、別名「うぐいすの陵」と呼ばれる直径約30メートルの小さな円墳です。かつて陪塚から出土したと伝えられる、海獣葡萄鏡という鏡が知られています。
◆大地の耳・万葉の耳
大地からのびるパイプに耳をあてると、風の音・大地の音=万葉の音が聞こえてきます。
・・・太子町から富田林市へ。
「いま、畑ケ田がアツい。」なんてチラシを見せられたら、行くしかないでしょ。残念ながら、富田林市には資料館のような箱物が整備されていませんので、このような巡回展示を追っかけるしかありません。
●富田林市若松町1の「畑ヶ田(はたけだ)遺跡」から、銭貨5枚が納められた土器のかめや、掘っ立て柱の建物跡が見つかった。市教委は2011年8月27日午前10時から正午まで、現地説明会を開く。遺跡は、弥生時代から中世にかけての集落跡。保育園建設に伴って、市教委が7月から約760平方メートルを発掘調査していた。市教委によると、今回の発掘はいずれも奈良時代の物。銭貨は1枚に「開」とみられる字があり、「和同開珎」か「神功開宝」と推定。複数枚の銭貨が納められた土器の発見は、府内では2例目という。柱穴は大きいもので一辺約1メートルあり、最大で直径約40センチの柱を持つ建物が存在していたとみられる。
◆コミュニティセンター「かがりの郷」
584-0043富田林市南大伴町四丁目4の1/0721-20-6070
生涯学習、地域福祉、イベントなどを通じて、子どもから高齢者までが幅広く利用 できる施設です。コミュニティーの場としては、講座室やクラフト室、情報・図書コーナーといった、学びの場とともに、和室や浴室など、世代間交流のためのスペースを設けています。また、デイサービスセンターを併設しており、日常動作訓練室や特別浴室を設けています。 施設の建設にあたっては、だれもが安心して自由に出かけられる「やさしいまち」をめざし、バリアフリーに配慮し、市の公共施設では初めてハートビル法(高齢者、身体障がい者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)の適用を受けました。
かがりの郷では若松町にある畑ケ田遺跡に近接する畑ケ田南遺跡で、新たに発見された飛鳥時代の陶硯(とうけん)のスポット展示が開催されます。陶硯とは陶質の硯のことで、筆と墨を使って文字を書くことは当時の役人や僧侶等によって行われ、一般民衆には無縁でした。このことからも、地方の役所のような公的施設が一帯に存在した可能性が指摘されています。今回の展示では、前回のスポット展示に続いて古代の「畑ケ田」を取り上げ、前回よりも一歩進んだ調査成果をご紹介します。期間中には歴史講座も開催されますのでどうぞご来館ください。
●スポット展示/平成26年3月8日(土)~4月30日(水)
≪休館日3月21日(金)、4月29日(火)≫午前9時から午後5時15分
1階展示コーナー/観覧無料
●歴史講座「畑ケ田南遺跡は古代の役所跡!?」/平成26年3月23日(日)
午後2時から午後3時30分(受付開始 午後1時30分)2階講座室3
参加無料・申込不要/当日先着順で定員54名