・・・3つ目の橋です。
◆臥龍橋
右岸:羽曳野市川向/左岸:古市2丁目・3丁目
国道166号線すなわち「竹内街道」に架かる橋です。左岸からは、まず「大乗川」に架かる「大乗橋」を渡ってから「臥龍橋」を渡ることになります。
橋ができるまでは、石川水運の剣先船(長さ13mの浅瀬用の運送船)の船着場、石川の野通し船(渡し船)などがあり、水陸交通の要地でもありました。
◆大乗橋
大乗川は、羽曳野市南境付近からの諸流を集め北上、安閑天皇陵の脇で東に直角に曲がり、デルタを介して石川左岸に注ぐ。古市で極端に曲がるのは、江戸初期の大和川付替えの際に、北流していたのを石川に流すため人工的に曲げたもの。北流していた頃の旧河道は誉田の応神陵のかたわらに残っています。
◆羽曳野市水道局石川浄水場の横にある「金刀比羅神社」に、「大乗橋の碑」があります。江戸時代、古市東町一帯は「河芳楼」と呼ばれた旅籠のある宿場町で、「剣先船」や河内木綿の関係者が住んでいました。その安全を祈願して祀られたのが、この神社です。
◆石川浄水場
石川を水源とする本市の水道供給量の約30%を担う基幹浄水場で、現施設は昭和44年に供用を開始して以来40年以上が経過しました。老朽化した水道施設において、耐震化および浸水対策を行い、安全な水を安定して供給することを目的とし、石川浄水場の全面更新を行うこととしました。平成24年から施工業者をプロポーザルにより決定、契約を締結し、綿密な打ち合わせに基づいて詳細設計を作成、更新工事を実施という段階を経て、平成28年の供用開始を予定しています。
◆大乗サイクル歩道橋(1990年3月)
橋には、どんなに小さく短くても「名前」があるものです。しかし、この橋の名前がわからなくて、ずっと気になっていたのです。とうとう、橋の下にある銘板を発見しました。