・・・「利休にたずねよ」で心に深く刻み込まれたのは、
★むくげ
開花時期は、6/25~10/15頃。中国原産。平安時代に渡来。中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。漢字はこの字があてられている。漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が変化して「むくげ」となったとも、韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、ともいわれる。韓国では国の繁栄を意味する花として国花になっている。朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんでしまう、「一日花」で、「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」(人の世ははかない、の意)に例えられているが、次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。強い木で、枝を切って地面に刺しておくといつの間にか根づくらしい。8月28日の誕生花、花言葉は「信念」。
「道のべの木槿は馬に食はれけり」松尾芭蕉
「それがしも其(そ)の日暮らしぞ花木槿」小林一茶
・・・映画の余韻に浸りながらの帰り道、
◆【堺市立文化館】◆
590-0014堺市堺区田出井町1-2-200ベルマージュ堺弐番館
・・・前回は、展示替えのために入館できなかったのでリベンジです。
◆ミュシャが見たパリ 時代を映すポスター
2013年11月16日(土)~2014年3月9日(日)
ひとつの世紀の終期のことを世紀末といいますが、特にフランス語での「世紀末」は、19世紀の終わりを指す言葉として特別な意味合いを持っています。18世紀末の産業革命と市民革命はすっかり歴史の一部となり、近代化の波が押し寄せたパリには人や物があふれていました。印刷技術の発展も重なって、商品の魅力を余すところなく伝えるポスターの数々がそんな都市を彩りました。世紀末パリのポスターには、当時の人々の夢と希望が凝縮されています。しかしその裏には、不安定な政治状況や貧富の差といった現実も存在していました。「世紀末」とは、社会の明部と暗部それぞれにともなう思想が入り乱れる、その世相を示す言葉でもあります。20世紀に入り、大きな戦争も経験したヨーロッパは、秩序や安定、合理性を求めるようになります。パリではなおもすぐれたポスターデザインが生み出されましたが、そこにはもはや過剰な装飾はなく、抑制の効いた堅固なイメージが形作られています。多くの人が目にする街頭のポスターは、土地の気運や当世の人々の声を反映します。ポスターデザイナーたちは、社会の動きや流行の推移を敏感に読み取り、画面に表現していました。本展覧会では、ミュシャの作品を中心に、アール・ヌーヴォーからアール・デコ期のポスターとそれに関わる作品を出品します。ポスターの黄金期といわれる19世紀末から20世紀初頭の作品から垣間見える、当時の暮らしや文化、思想といった社会の様子は、現代の私たちを時空を超えた旅へといざなってくれるでしょう。
◆常設展「与謝野晶子・生涯と作品」第3期
2014/01/17(金)~2014/03/09(日)
日本を代表する歌人与謝野晶子(1878-1942)は、堺の菓子商 駿河屋に生まれました。『みだれ髪』や「君死にたまふことなかれ」をはじめ、「源氏物語」の現代語訳を手がけ、女性の権利に焦点を当てた評論や文化学院の創設に関わるといった教育活動にも力を注いでいました。また、幅広い分野で活躍した与謝野晶子は、与謝野鉄幹(寛)の妻であり11人の子どもを生み育てた母でもありました。本展では、直筆の色紙・短冊や原稿、歌集・評論集、愛用の家具など約50点を展示し、晶子の生涯を、作品を通して紹介します。
◆第15回堺市所蔵美術作品展「堺のゆかりびとたち-美、それぞれの探求-」2014/02/08(土)~2014/03/16(日)
堺市では、市民をはじめ多くの方々に広く美術作品に親しみ、文化芸術に関する知識や理解を深めていただけるように、毎年所蔵美術作品展を開催しております。 開催15周年を迎える今回の展覧会は、堺にゆかりのある作家および関連作家の作品の中から選りすぐった近現代の名品約80点を展示いたします。明治から現代にいたるまでの堺の豊かな文化的風土を感じていただけるよう、洋画、日本画、版画、彫刻、竹工芸、七宝、現代美術を一堂に集めております。堺の芸術文化を育んだゆかりの作家たちによる美の探求を、ぜひご覧ください。
・・・「利休」「与謝野晶子」そして多くの堺にゆかりの偉大な芸術家たちから多くを学ぶことができました。




