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玉津島神社641-0025和歌山市和歌浦中3-4-26073-444-0472



うら1


社伝によれば、神功皇后が紀伊半島に進軍した際、玉津島神の加護を受けたことから、その分霊を祀ったのに始まると言われています。神亀元年(724年)に即位した聖武天皇が紀伊行幸の際その景観に感動し「この地の弱浜という名を改めて、明光浦とせよ。そして番人を置いてこの浦が荒れ果ててしまわないようにさせよ。さらに春と秋には都から役人を遣わして、玉津島の神・明光浦の霊を祭らせよ。」と命じたとされています。そしてこの地のおもむきのある風景を守るため守戸を置き、玉津嶋と明光浦の霊を祀る事になりました。玉津島神社には、雅日女尊、息長足姫尊(=神功皇后)、衣通姫尊が奉られています。 天照大神の妹神である稚日女尊を祀り、その後、この大神を尊崇していた神功皇后を合祀しました。さらに光孝天皇の病を治したという衣通姫尊も勅命により合祀し、女神三神を祀る事となりました。 古くから和歌の神様と呼ばれている衣通姫尊は、第十九代允恭天皇の妃で容姿が美しく、艶色が衣を通して光り輝いたほどの女性だったそうです。



うら2


観海閣

三断橋の青石を踏みしめて渡ると、小さな島になっている妹背山(いもせやま)にたどり着きます。そしてくるりと回れば、海に浮かぶ観海閣が現れ、この場所なら詩の1編も書けそうな気分になります。この観海閣は、頼宣が慶安年間(1648~1652)に木造の水上桜閣として建立したもので、対岸の紀三井寺と対面しています。当時の建造物は昭和36年に第二室戸台風で流出。現在はコンクリートで再建されたものです。鏡のような水面に映る名草山は風にゆらめいて、今にも消えそうです。海をのぞき込むと、干潮時には潟に無数のカニが拝殿の下を出入りしています。


うら3


◆旧あしべ屋妹背別荘

名勝和歌浦にある「旧あしべ屋別荘」の建物は旧西本組本社ビルを築造した初代西本健次郎が「あしべ屋」から譲り受けて以来、代々、所有・管理運営を行って100年近くなります。一時住居ともなりましたが、ここ35年間は建物を理解して愛着を持って使って頂ける店子との邂逅を得ることができまして、大切に使われていました。しかし、2012年4月に、県の指導を受けて店子との契約を解消することとなり、思い掛けなくこれまでの使い方を替えることになりました。これまで、補修工事も一度ならず行なっており、店子も大切に使ってくださっていましたので、雨漏りなどもない状態です。現在よい利用方法を模索致しております。


うら4


◆【和歌の浦アート・キューブ】◆

641-0022和歌山市和歌浦南3丁目10番1号073-445-1188


うら5


私たち市民のアートを創る力その未知の可能性を発見し育成するための施設としてこの「和歌の浦アート・キューブ」は2003年7月23日オープンしました。このような施設は一般的にアート・センターと呼ばれ市民の芸術文化活動の育成と支援を事業目的としています。ここは誰でもいつでもアートとかかわれる自由な空間。市民専門家行政が協働し新たな地域の文化資源を発見・創造する新しい時代の交流拠点。ここでは市民の「あなた」が主役です。ここでアートを感じ創りそして発表するのは「あなた」です。「和歌の浦アート・キューブ」は市民参加の理念のもとに運営されていますから施設使用の際は市民自身による自主管理が原則です。2004年度グッドデザイン賞を受賞しました。2005年度日本建築学会作品選奨を受賞しました。


・・・昔ほどの賑わいや風情は無くなったとは言うものの、新旧がうまく調和していて、さすが「和歌の浦」と納得しました。