ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「水の科学博物館」で十分に満足しての帰り道、どうしても素通りできないミュージアムに出会いました。


いじ1


・・・建物が何かを語りかけているのです。不思議な気分で入館しました。


いじ2


◆【海外移住と文化の交流センター】◆

650-0003神戸市中央区山本通3丁目19番8号078-272-2362

1928年に開設された神戸移住センター(当時の名称:国立移民収容所)は、1971年に閉鎖されるまで、日本における海外移住の基地として、南米を中心に多くの移住者を海外に送り出しました。神戸市では、国内外からのご協力を得ながら、ブラジルの日系人団体など多くの移住関係者にとって“心の故郷”となっている、わが国に唯一現存する移住関連施設である旧神戸移住センターを、海外移住の歴史と意義を後世に継承するとともに多文化共生の拠点施設としての役割を担う「神戸市立海外移住と文化の交流センター」として再整備し2009年6月3日開館致しました。過去・現在・未来へとつながるこの施設が、多くの皆様に幅広く活用されることを願っております。



いじ3


・・・はじめは、軽い気持ちで展示物や説明を見ていたのです。


センター3つの目的実現のため、3つの機能を備えています。

1.希望と未知への船出の広場(移住ミュージアム機能)

海外移住の歴史・意義を広く一般に伝えるとともに、次代に継承するために必要となる、神戸に関連する海外移住資料の展示・関連情報の発信機能

2.多文化との共生の広場(在住外国人支援機能)

増加する南米系日系人を中心とした在住外国人の支援、市民との相互理解・共生を促進する機能

3.芸術を生かした創生の広場(国際芸術交流機能)

これまでの施設利用形態をふまえた、地域と連携する芸術交流機能とともに、移住ミュージアム、在住外国人支援の機能と連携し、多文化共生、地域活性化を具現化する機能


いじ4


・・・重苦しくない展示と解説なのですが、少しずつ内容の重さがしみてくるという感じなのです。


現在までの経緯


1928年設立の国立移民収容所は神戸移住教養所、外務省神戸移住斡旋所、神戸移住センターと時代の流れに応じて名称を変えていった。戦時中は軍の施設となったが、戦後は看護婦の養成機関として使用された。1995年、阪神・淡路大震災に見舞われたが、建物は健在だったので、一時神戸海洋気象台の仮庁舎として使われた。1999年にC.A.P.ハウスとして活用されたのを契機に、神戸移住資料室がもうけられ、関西ブラジル人コミュニティの活動拠点ともなった。


いじ5


・・・進行形(活動拠点)のミュージアム(コミュニティ)として参考にすべき施設だと思います。維持管理上の課題についてはわかりませんが、継続さらに発展してほしいミュージアムです。