・・・まったく予定してなかったし、帰り道とは逆方向だったのですが、
・・・道の案内看板や矢印があまりに明快で、ついつい来てしまいました。
◆【神戸市水の科学博物館】◆
652-0004神戸市兵庫区楠谷間地37-1/078-351-4343
生命にとってかけがえのない水。そして、私たちの生活に欠かせない水道。「水の性質」や「水と人とのかかわり」を知り、理解をより深めることは、明日のより良い水環境を、そして、良好な地球環境をつくる最初のステップです。さあ、水の妖精”ミックル”たちといっしょに、水の不思議や大切さに出会いにいきましょう。
・・・なんと、ここで初期の作品に出会うなんて思ってもみませんでした。
※籔内佐斗司/1988第11回現代彫刻展・兵庫県立近代美術館賞
1953大阪市に生まれる、1978東京芸術大学美術学部彫刻科卒業、1980同大学大学院美術研究所(彫刻専攻・澄川喜一研究所)卒業、1982同大学院保存修復技術研究室助手を1987年まで勤める。その間、古彫刻の修復に携わる、1987台東区稲荷町にアトリエをかまえる、1991世田谷区経堂にアトリエを移し現在に至る。
※河合浩蔵
江戸・本所(東京都墨田区)で幕臣の子として生まれた。工部大学校造家学科でジョサイア・コンドルに建築を学び、1882年(明治15年)卒業(4期生)、工部省に入る。官庁集中計画に関わり、議院建築の研究のため妻木頼黄、渡辺譲らとともにドイツに留学する。帰国後、司法省技師となり、司法省庁舎(エンデ・ベックマン事務所設計)の建設に従事した。1897年退官、神戸地方裁判所の設計委嘱を機に神戸市に移住し、1905年に河合建築事務所を開設。関西建築界では長老的な存在であった。
・小寺家厩舎- 1910年(明治43年)、国の重要文化財
・・・先ほど「相楽園」で見てきたところではありませんか。
・造幣局 火力発電所 - 1911年(明治44年)、現造幣博物館
・日濠会館 - 1911年(明治44年)、現海岸ビルヂング、登録有形文化財
・岩井勝次郎邸 - 1916年、神戸・御影、現存せず
・奥平野浄水場施設 - 1917年(大正6年)、現水の科学博物館、登録有形文化財
・三井物産神戸支店 - 1918年(大正7年)、現海岸ビル、ファサード保存、登録有形文化財
・報徳銀行大阪支店 - 1922年(大正11年)、現 新井ビル、登録有形文化財
六甲山の麓、緑に囲まれて建つドイツルネサンス様式の東西50mに及ぶ白亜の館は、1917年(大正6年)竣工の「奥平野浄水場旧急速濾過場上屋」で、その風格ある外観から、戦前の都市政策における水道事業の重要性を慮ることができる。奥平野浄水場は神戸市水道創設時の浄水場であり1900年(明治33年)には付近の布引貯水池(布引ダム)、烏原貯水池などの水源を浄化の上、市内への給水を開始している。また1919年(大正8年)に完成した神戸市北区の千苅ダムから、延々30km以上の送水管(神戸水道)の終着点でもあった。日本建築学会からの保存要請を受けて、1990年(平成2年)に、この館の保存活用を目的とする神戸市水道給水開始90周年を記念した「水」をテーマとする科学館「神戸市水の科学博物館」として公開した。館内には、3D映像と噴水を融合させた劇場「ハイブリッド3Dシアター」や「水のサーカス」、「アクアカッター(高水圧切断機)」、「アクアサロン(図書室)」等があり、楽しみながら水の科学や水の重要性について理解を深めることができる。前庭には、各展覧会入賞の立体造形作品が展示されている。
・・・もちろん、お土産は「神戸ウォーター」なんですが、本当につくづく思うに「寄り道」って大切ですよね。