ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「与謝野晶子」「ミュッシャ」にふられてしまったので、


与謝野晶子生家跡堺市堺区甲斐町西1丁-1

与謝野晶子は菓子商駿河屋の三女として甲斐町に生まれてから、鉄幹に出会い家を出るまで堺ですごしました。明治・大正・昭和を短歌とともに生き「情熱の歌人」と呼ばれ、同じ文学者鉄幹の妻であり、11人の子どもたちの母でもありました。明治34年(1901年)に出版された「みだれ髪」は、鉄幹へのあふれる愛と青春のみずみずしさを歌いあげ、浪漫主義の代表作となりました。また詩、評論、古典研究などさまざまな執筆活動を展開する一方、女性の権利に焦点をあてた評論も多く著し、当時の女性の地位向上に積極的に取り組んだことでも有名です。その生家跡には「海こひし潮の遠鳴りかぞへつつ少女となりし父母の家」の歌碑があり、晶子と鉄幹を引き合わせたといわれる覚応寺、二人がはじめてデートした浜寺公園など、エピソードがつたわる地と晶子歌碑巡りを楽しむことができます。最近のリニューアルで生家の様子をビジュアルに表現、外国人観光客用に英語・中国語・ハングルの説明文も加えました。歌碑周辺の石組みは碑に刻まれている歌にちなみ、海の波をイメージして高低に配し、所々の青色タイルは光る水面を表現しています。


はん1


・・・ここは竹内街道の起点「大小路」付近でもあります。うれしいことに阪堺電車「モ161形」を偶然見ることができました。

国内最古の電車:阪堺電気軌道モ161形、無償で譲ります

大阪と堺で路面電車を運行する阪堺電気軌道(大阪市住吉区)は、1928年ごろに製造された車両「モ161形」の引き取り手を探している。営業運転中の電車としては国内最古だが、2013~15年に低床式新車両「堺トラム」を3編成導入するのに合わせ、3両が順次引退する予定。太平洋戦争で空襲から逃れた名物電車で「解体はさみしい」と無償で譲る。同社によると、モ161形は1両編成で、長さ約13.7メートル、幅約2.4メートル、高さ約3.7メートル、重さ約19トン。内装の一部にチーク材を使うなど高級感がある。約15両が製造されたが、90年代から徐々に引退し現存は10両。うち3両を、堺トラムの導入と同時に廃車にする計画だ。車両は無償譲渡するが、輸送費約300万円が必要。車両の形を残すことが条件で、法令により、一部の部品を取り外した上で引き渡す。長崎電気軌道(長崎市)で1911年製造の車両が年3回運転するが、通常の営業運転を続けるのはモ161形が「最高齢」。太平洋戦争中の大阪大空襲では車庫が被災。45年6月15日の日誌には、焼夷(しょうい)弾が落ち、2両が全焼したとの記録も残る。廃車になった車両は過去にも商業施設や休憩所として再生した例がある。79年から車両を整備する嘱託社員の蔵之前清和さん(64)は「時代の流れだがさみしい。どこかで第二の人生を送ってほしい」と願う。(毎日新聞)


はん2


・・・まさしく、走るミュージアムです。さらに南下して「宿院」へ向かいます。


はん4


千利休屋敷跡堺市堺区宿院町西1丁17-1

千利休は大永2年(1522年)、堺今市町(現在の宿院西1丁)の豪商魚屋(ととや)の長男・与四郎として生まれました。17歳の時北向道陳に茶湯を学び、のちに武野紹鷗に師事しわび茶を大成させました。茶の湯をもって信長に接近し、その死後は秀吉の茶頭として仕えながら、北野の大茶会を取り仕切るなど天下一の茶匠として権勢を振るいましたが、小田原の役後秀吉の怒りにふれ自刃しました。現在の茶道千家の始祖であり「茶聖」と称せられています。屋敷跡には椿の井戸が残っていますが、椿の炭を底に沈めていたといいます。井戸屋形は利休ゆかりの大徳寺山門の古い部材を用いて建てたものです。


・・・堺市は街そのものがミュージアムって感じです。


はん5


・・・「宿院」まで来たのだから、


◆「かん袋」堺市堺区新在家町東1-2-1072-233-1218

「かん袋」、何と鎌倉時代末期、元徳元年(1329年)に和泉屋徳兵衛が和泉屋という商号で御餅司の店を開いたということで。その後、豊臣秀吉が「かん袋(紙袋)」にするよう名付け親となっているそうですとにかく、凄いお店なのです。くるみ餅は、名前からすると中に「胡桃」が入っているのかと思われがちですが、そうではなく、餅を餡くるんでいるところから名前が付けられています。持ち帰り可能ですが、店内でしか食べられないのが、「氷くるみ餅」です。くるみ餅の上にきめ細かなカキ氷がたっぷり盛られたもので夏に人気の品ですが、冬でも食べたいほどのおいしさです。


・・・まさしく、食べるミュージアムなのです。

はん3


・・・とうとう「浜寺公園」まで来てしまいました。阪堺電車ではありませんが、南海「浜寺公園駅」には「ステーションギャラリー」がありますし、駅舎そのものが「辰野金吾博士」の設計なのですから、本当にスゴイですよね。