◆神戸南京町
かつては中国人街を指す一般名称だった「南京町」。横浜中華街も昔は南京町と称されていましたが、そのほとんどが改称し、現在日本に残るのは神戸の南京町だけと言われています。旧歴のお正月を祝う春節祭では、獅子舞や龍舞などを見ることができ、華やかに盛大に行われることで有名です。南京町には3つの門があります。東の入口には長安門、南の入口には海栄門、そして西の入口が西安門です。西安門は阪神淡路大震災から10年の節目を迎える時に、復興から飛躍へのシンボルモニュメントとして建てられました。
◆神戸元町アーケード
元町商店街入口の巨大なステンドグラス調のガラスアート、アーキテクチャル・グラス・アーティスト三浦啓子さんの作品です。キャストグラスとエポキシ樹脂による新しい技法「ロクレール」で作成されています。
※三浦啓子(1935年~)
和歌山県出身のガラスアーティスト。新しく開発した「ロクレール」という独自の手法で日本やその他各国にてステンドグラス等のガラスアートを手がける。2013年5月31日、経営悪化を理由に株式会社ロクレールプロダクション(1973年設立)を廃業するということで、一部を除きスタッフを解雇。当人は作家活動継続中。
◆日本ビルヂング
650-0034神戸市中央区京町79/078-331-3345
神戸を襲った阪神淡路大震災により大打撃を受けた日本ビルヂング。しかし、神戸らしさや伝統と先進性を受け継いだ時代を見据えた新しいオフィス環境として新たに甦りました。旧居留地の中でも一番のメインストリート、京町筋に面して建つ日本ビルヂングは、神戸のビジネス街を象徴する通りにふさわしくその姿は堂々かつ個性的。クラシカル&モダンな外観は一際目を引きます。オフィススペースは最小約8.8坪から広さ・形共に多彩なバリエーションをご用意し、 多種多様なビジネスを柔軟にバックアップ致します。24時間安全管理システムやOAフロアの採用、貸会議室のご用意もございます。
●「1.17希望の灯り」の分灯でとんぼ玉を制作
KOBEとんぼ玉ミュージアムでは、阪神・淡路大震災の犠牲者鎮魂のシンボルとして灯り続ける「1.17希望の灯り」の分灯でとんぼ玉の制作体験ができる。灯りに託された意味を感じながら、鎮魂と再生への思いを共有しよう。
2014年1月10日(金)~2014年1月31日(金)10:00~19:00/日本ビルヂング2F
・・・昨年は、実際にとんぼ玉を制作させてもらいました。
◆NOF神戸海岸ビル(旧海岸ビル)
650-0024神戸市中央区海岸通3/078-392-5388
海岸ビルヂングや旧小寺家厩舎、奥平野浄水場旧急速濾過場上屋などを手がけた河合浩蔵の設計で、旧三井物産神戸支店として1918年に竣工した。外観は、設計者言うところの「現代式」なる、古典様式建築の細部を幾何学的な直線基調に簡略化した意匠が特徴である。3階・4階の間にある軒蛇腹や、軒上のパラペットには唐破風が取り込まれている。阪神淡路大震災による改築が行われる前の内部は、第二次世界大戦末期の神戸大空襲で4階部分が焼かれた以外は、竣工当時の面影を良く残しており、特に1階南側のホールには、6本の御影石の柱が並び、圧巻であった。阪神淡路大震災で全壊認定を受けたために幾何学的装飾が施された外壁を撤去・保管。その後、同じ場所に新しく再建された高層ビルの低層部に旧外壁を再構築した。この4階建の旧外壁は国の登録有形文化財に登録されている(なお、空襲の被害があった4階の外壁材は新調された)。なお、再建された旧建物外壁の1階南正面、東側の玄関には、竣工当時から受け継がれてきた木製ドアが取り付けられている。また1階エレベーターホールには、かつて南正面玄関ホールを飾った6本の御影石柱が据えられ、南正面玄関の内扉2枚も店舗の出入口に再利用されている。夜間は日没から22時までライトアップされる。
◆旧居留地十五番館
650-0035神戸市中央区浪花町15番地/078-332-1515
旧アメリカ合衆国領事館。旧居留地に唯一現存する居留地時代(1868年~1899年)の建築物で、国の重要文化財にも指定されており、当時の街区境界の煉瓦塀や石柱などとともに保存されている。重要文化財指定名称は「旧神戸居留地十五番館」。館は神戸市立博物館の西向かいに位置する。館の東玄関脇の歩道には日本最古の近代下水道である「旧神戸居留地煉瓦造下水道」(工事期間1868年~1872年)の遺構(国の登録有形文化財)が展示されている。日没から23時までライトアップされる。1880年頃、アメリカ合衆国領事館として建てられたもので、その後、商館等として使用されていた。現在は株式会社ノザワの所有になっている。1995年の阪神・淡路大震災において全壊してしまったが、元の建材で明治時代の建築技術および最新の免震技術を導入した復元工事が行われて1998年に完成した。この工事のとき、創建当時の塗装色に変更され、木柵と門扉も再建されている。レストラン[TOOTHTOOTH maison15th]が2012年9月15日より営業している。
・・・ようやく、最終目的地に到着しました。
◆山田洋次監督50周年記念展/三宮・そごう神戸店
・・・震災から19年、その記憶がうすれてきていることが「最大の課題」とされている。私自身、被災された方々との「震災ウォーク」で聞いた言葉として「忘れられることが一番つらい」を、あらためて心に刻んだ19年目となった。