●阪神・淡路大震災19年/再生願い「生」点灯:宝塚
阪神・淡路大震災からの再生を願い、兵庫県宝塚市の武庫川中州に制作された石積みオブジェ「生」が1月16日夕、ライトアップされ、市民らが祈りをささげた。オブジェは2005年、同市在住の現代美術家大野良平さん(54)が石を積み上げて制作し、現在5代目。大きさは縦25メートル、横14メートル。市内で亡くなった人の数に合わせ、118本の懐中電灯で点灯。地震発生12時間前の午後5時46分、ハンドベルの音が響く中、約40人が黙とうした。昨年、同市の宝塚大橋南詰に設置された金属製モニュメントの「生」もろうそくで照らされ、元宝塚歌劇団花組の真丘奈央さん(43)が「アヴェ・マリア」を独唱した。震災当時は劇団員で、市内のマンションに暮らしていた真丘さんは「あの時の記憶は今も残っている。19年が過ぎても被災者の方々が受けた傷は消えないと思う」と話した。
・・・先日、「手塚治虫記念館」に行った帰りに見つけた「生」が、
・・・こういうことだったんですね。
●「男はつらいよ」ロケ地神戸・長田への思い今も/山田洋次監督
映画「男はつらいよ」シリーズなどで知られる山田洋次監督の50周年記念展が1月16日、神戸・三宮のそごう神戸店で始まった。山田監督も来場し、阪神・淡路大震災の年にシリーズ最終作「寅次郎紅の花」のロケが行われた神戸市長田区や震災への思いを語った。山田監督は1961年に監督デビュー。「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」など多くの名作を生み出した。25日からは最新作「小さいおうち」が全国公開される。記念展は監督業50周年を祝い、2012年から各地で順次開催。神戸での開催が最後となる。山田監督は「男はつらいよ」のラストシーンを長田で撮影したことに、今も特別な思いを抱いているという。報道関係者に対し「19年たち、更地が目立っていた神戸にも立派なビルが立ち並んでいるが、年老いた人たちが暮らしやすい街になっているだろうか」と話し、気にかける様子を見せた。映画で被災したパン店のモデルになった「くららべーかりー」代表の石倉泰三さん(61)ら当時長田でのロケに関わった人たちも来場。山田監督との再会を喜んだ。会場には作品のパネルや寅さんの衣装などを展示。神戸新聞社が提供した写真や新聞記事の切り抜きも紹介している。
・・・とにかく、神戸に行くことにしました。
・・・そして、まず神戸港震災記念公園に向かいました。