・・・「東福寺」つづきです。
●三門-国宝・室町
応永年間(1394-1428)の再建で、禅宗寺院の三門中、もっとも古い。楼上に足利義持の筆になる「妙雲閣」としるした扁額をかかげる。内部仏壇上には釈迦三尊と十六羅漢像を安置する。
●浴室-重文・室町
むし風呂で、京都最古の浴室建築。
●東司-重文・室町
禅宗寺院便所の古い形式を伝える珍しい遺構である。
●仏殿
昭和九年に再建されたもので、昭和時代の木像建築としては最大。天上の画龍は画家「堂本印象」が東西二十二メートル、南北十一メートルの天井板に描いたもので、龍の大きさは体長五十四メートル、胴回り六・二メートル。仏殿の巽(東南)の柱を日蓮柱といい、日蓮上人が他宗の迫害を受けたとき、東福寺の開山聖一国師の庇護を受けた報恩のために一材を寄せたことがあって、それより本堂再建の際には日蓮宗から寄進するならわしになっている。
◆東福寺「芬陀院(雪舟寺)」雪舟庭
京都市東山区本町15丁目東福寺山内/075-541-1761
画聖、雪舟等楊禅師によって寛正、応仁のころ(1460-1468)に作庭されたと伝えられている枯山水式の庭園。南庭の鶴亀の庭には鶴島と亀島がウマスギゴケの海原に浮かんでいる。
・・・「重森」庭のインパクトが強く、「雪舟」がかすんでしまう。
◆東福寺「光明院」波心庭
京都市東山区本町15-809/075-561-7317
光明院は「虹の苔寺」とも言われ、白砂と苔の間に石を並べた重森三玲作の波心庭がある。
・・・今回は訪問できませんでした。
・・・実は、ちょっと確認したいことがあったのです。
◆【京都国立博物館】◆
605-0931京都市東山区茶屋町527/075-525-2473
●皆様にはこの6年間という長い間、平常展示館は建て替えのため閉館して参りましたが、新しい建物もやっとその全容を現し始めました。「平成知新館」という新しい名前も持つことになりました。2014年にはグランドオープンを予定しておりますのでどうかご期待下さい。
●2013年12月16日(月)~2014年4月21日(月)までの間、「全館休館」とさせていただきます。平成知新館開館までの間は、展覧会開催期間以外、全館休館となります。
●「平成知新館」開館に関するお知らせとお詫び
当初、京都国立博物館では、新館の開館につきましては、本年春の開館を目指して準備を進めてまいりましたが、作品のより良い保存・展示環境を確保するため、本年秋に開館することといたしました。ご期待されていた皆様には、多大なご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。どうか、ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・・・とにかく、秋には「鳥獣戯画」を見に来たい(期待)と思います。