ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆【大阪市立美術館】◆

543-0063大阪市天王寺区茶臼山町1-8206-6771-4874


・・・やっぱり、ここを紹介しておかなくっちゃ。



すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-しび1


館の所在地は住友家本邸のあった場所で、住友家から美術館の建設を目的に日本庭園「慶沢園」とともに敷地を寄贈され、1936年(昭和11年)に開館した。名誉館長(前館長)は蓑豊。本館は伊藤正文・海上静一によって設計された。1927年(昭和2年)12月より建設に着手され、途中工事が中断されるなどしながら10年近くの歳月を費やして1936年(昭和11年)4月完成した。鉄骨鉄筋コンクリート構造の地下1階、地上3階、塔屋1階付にして建築面積は4,033平方メートル、延床面積は12,716平方メートルである。1942年(昭和17年)、陸軍に接収され高射砲第3師団司令部が置かれ、1945年(昭和20年)より1947年(昭和22年)までは占領軍が接収したため活動休止を余儀なくされた。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-しび2


美術団体展を複数並行して行える地下展覧会室(4室)が1992年(平成4年)増築された。併設されている美術研究所では素描、絵画、彫塑の実技研究を行っており、ここから日本画、洋画、現代美術、建築など多くの作家を輩出してきた歴史がある。大阪市立美術品の所蔵品には個人コレクションの寄贈または購入によるものが多い。市による購入の他、主に大阪市民などのコレクターの寄付で8,000点を超える収蔵品が形成されてきた。仏教美術、エトルリアなど地中海文明の美術、充実した中国の絵画や書、日本の江戸期・明治以降の絵画、ほか金工・漆工・陶磁など貴重な工芸品を数多く有する東洋美術の宝庫である。代表的なものに、中国書画の阿部コレクション、中国石仏の山口コレクション、日本の蒔絵、根付、印籠等のカザール・コレクション、日本古美術の田万コレクションなどがある。また、展示品の中には大阪府を中心とした関西地区の社寺からの寄託品もある。日本の国公立美術館の中でも歴史は古く、美術団体展や大規模企画展の貸し会場となるだけではなくコレクションを持ち常設展示をする意向が当初からあった。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-しび3


大阪新美術館建設準備室

大阪市は、中之島に新しい美術館を整備する計画をすすめています。大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室は、平成24年11月25日をもって閉館いたしました。大阪新美術館建設準備室は平成25年4月1日より大阪新美術館建設準備室に変更いたしました。新しい美術館の整備については、平成25年2月18日に開催した戦略会議において、中之島の近代美術館用地に整備することを決定し、新しい美術館の方向性については、今後、外部の専門家等の意見を聞きながら、大阪市のコレクションの価値や特性を再評価し、その魅力が最大限発揮できるよう再編成した上で、決定してまいります。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-しび4


国宝 油滴天目茶碗建窯南宋時代・12~13世紀

口径:12.2cm大阪市立東洋陶磁美術館蔵(住友グループ寄贈)

茶碗の表面に油滴のように斑文が現れる天目を油滴天目といいます。室町時代に将軍の公的・私的空間を飾る「座敷飾り」と「唐物」について書いた『君臺觀左右帳記(くんだいかんそうちょうき)』には、将軍が使うにふさわしい重宝として、油滴天目があげられています。この茶碗はその中でも茶碗の内外に金・銀・紺の斑文がびっしりと現れた優品として知られています。付属文書には豊臣秀次・西本願寺・三井家・若狭酒井家に伝世されたとあります。しかし、天目台3点はそれぞれ有馬涼及、小堀政尹、小堀遠州などの箱書から、天目台として茶碗とは別の伝世であったことが認められます。

・・・中之島「東洋陶磁美術館」で見れなかった油滴天目茶碗を、ここで見れるとは思っていませんでした。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-しび5


打掛けなど衣装の模様に富士山が描かれることも、江戸期には多くありました。日常の華やかな衣装のほか、面白いのは具足――鎧や甲冑、陣羽織、刀の鞘やつばといった、武士の戦闘用具にも富士山が描かれているところです。南蛮胴で作られた具足には、背中に大きく富士の山。武将たちは、「富士」を「不死=死なない」にかけたのでしょう。豊臣秀吉が愛用したと伝えられる黒黄羅紗(くろきのらしゃ)の陣羽織。三峰型の富士の頂上で御神火が燃えています。戦のとき着る陣羽織ですから、富士のご加護があるよう願いがこめられている。下のほうには水玉模様。この山・火・水の三要素を対比させた大変モダンなデザインも、日本人の信仰と自然に対する鋭敏な感覚の現れといえるでしょう。

・・・秀吉のセンスはすごい。

小西家資料

尾形光琳の長男・寿市郎の養子先の小西家には、光琳および雁金屋に関する文書・史料がまとまって保管されていた。これらは「尾形光琳関係資料」として重要文化財に指定されている(大阪市立美術館と京都国立博物館に分かれて所蔵)。この中には光琳の父・宗謙の遺書、光琳本人の遺書などの文書類のほか、『鳥獣写生帖』などの光琳の写生帖、画稿、意匠図案集などが多数含まれており、光琳の生涯および作品を研究するうえで貴重な資料である。画稿の中には光琳の作品としては唯一のものとされる美人図が含まれる。

・・・市美術館は「燕子花図」を所蔵されていますが、今回は見れませんでした。