◆【和泉市久保惣記念美術館】◆
〒594-1156和泉市内田町三丁目6番12号/0725-54-0001
・・・近くにありながら、まだ一度も訪問したことがない。母を連れて行くにふさわしいかも含めて、下見をすることにした。
・・・なんと、ここは「宮本武蔵」を所蔵・・・ただし、展示は「春」だそうです。
久保惣株式会社の3人の惣太郎を含む5人の代表者による収集品および美術館の施設、土地、基金が和泉市に寄贈され、昭和57年に開館。現在の収蔵点数は、国宝2点・重要文化財28点を含む約10,000点。収蔵品は、絵画、書、工芸、浮世絵版画などの東洋古美術で、印象派の絵画も含まれている。所蔵作品からイメージされる和の雰囲気を印象づける和風建築と、和風庭園が見所。庭園には、表千家の不審庵と残月亭を写し、昭和12年に建てられた惣庵と聴泉亭の茶室がある(茶室は日時を決めて公開)。
・・・企画展のネーミングにも惹かれて、しかし「茶室」見学が大きな目的でもあった。ただ、雨天は中止になるらしい。
●楠陰庵
正門の前に架かる太鼓橋の袂に位置する。桁行1間半,梁間2間半規模の木造平屋建で,貴人口を設けた3畳半の小間と2畳の水屋ノ間からなる。桟瓦葺,切妻造で,西面妻側を落ち棟とし,さらに銅板葺の土庇を出し,変化に富んだ屋根で敷地の景観を整える。
●惣庵
桁行2間,梁間3間規模の木造平屋建で,切妻造,桟瓦葺とし,銅板葺の庇が付く。3畳台目の小間と聴泉亭の北側に繋がる水屋からなる。東側の躙口正面に床と給仕口を設け,点前座の奥に茶道口を開く。化粧屋根裏の突上窓等,表千家不審庵を写す。
・・・今にも雨が降りそうでヤバイ。とにかく一刻も早く「茶室」へ。
●聴泉亭
敷地の中央西寄りに位置する。桁行3間,梁間7間規模の木造平屋建で,切妻造,桟瓦葺とし,東面妻側に銅板葺の庇を付ける。10畳の座敷には,床の間として用いる2畳の上段や,付書院を設ける。寸法や各柱の材料等,表千家残月亭を写す。
・・・見学を終えて、美術館の展示を鑑賞する頃に雨が降ってきた。とても運がいい。
・・・茶室はもちろん、建物、所蔵作品など三点そろった素晴らしい美術館でした。お土産に、もちろんカエルですが今回は「若冲」の手ぬぐいとポストカードなどをゲットしました。