中之島(13)
中之島のいろいろな疑問を解決するべく、望遠レンズを携えて・・・
今日は「天満橋」界隈を散策してから「公会堂」へ、ということでOMM側から地上に出ることにしました。
■田村能里子
名古屋市に生まれる
1966年武蔵野美術大学油絵学科卒業
1969年からインドに滞在
1982年昭和会展優秀賞受賞
1986年文化庁芸術家在外研修員として中国に派遣、滞在
1988年西安の飯店に壁画制作
1989年中山競馬場のロビーに壁画制作、以後各地で壁画を制作する
1999年JR東海名古屋駅ビルの壁画制作、テレビ東京でも壁画制作
2003年ファンケルスクエアで壁画制作
2005年マルホ株式会社創剤技術研究所に壁画「季のきらめき」を制作
・・・ムサビ出身の方なので、とても親近感がわきます。
OMM前に「メルクリウス(マーキュリー」」があることを忘れていました。
■大阪マーチャンダイズ・マートビル(通称OMMビル)
大阪万博の前年に竣工した大阪を代表する、大型複合ビジネスビルです。台座に「GOD MERCURY」と書かれた立像があります。像の銘版に、大阪万博での展示のことが書かれてあります。大阪万博のイタリア館に展示されていた、ジャンボローニャ作の「メルクリウス」という像のレプリカです。イタリア館に展示されていたのは、1572年にローマのメディチ宮殿の噴水用に作成されたオリジナルで、フィレンツェのバルジェッロ美術館からの特別出品でした。昭和47年に、OMM開館3周年記念に設置されました。
・・・ななんと、口からマーキュリーではありませんか。
■ジャンボローニャ(Giambologna、1529年~1608年8月13日)
後期ルネサンスまたはマニエリスムの彫刻家。生まれたときの名前はジャン・ブローニュ(Jean Boulogne)で、間違ってジョバンニ・ダ・ボローニャ(Giovanni da Bologna)またはジョバンニ・ボローニャ (Giovanni Bologna)と称されることもある。動きを捉えるセンスと卓越した表面仕上げの技法でよく知られるようになった。中でもメルクリウス像(4バージョン制作している)は、ゼピュロスに支えられ片脚で立っている姿を描いている。この神像は片手を天に向かってあげており、古典古代によく見られる身振りを借用したもので、ジャンボローニャのマニエリスムの特徴となっている。
・・・だから、いろいろ調べると微妙に形が違うという事実に気がつきました。
「大阪人」バックナンバー紹介の続きです。