東高野街道(65)
ようやく、目的の・・・
■中高野街道と西高野街道の合流点/河内長野市楠町東・楠町西
中高野・西高野街道が合流する手前の三叉路角には、灯籠・お地蔵さんと石道標が建っています。
そして、千代田高校と楠小学校へと道が分かれる向かい側の三叉路角には、神南邊が建てた「四国八十八ヶ所遥拝道」の道標と案内看板・石柱が建てられています。
・・・「街道めぐり」の中で一番にぎやかな「三叉路」かもしれません。ここを通らずして、「街道」は語れないと思います。
さらに街道を進むと「お地蔵さん」「一里塚」?があります。セメントで固定されたりしていますので、近くから移動したものかもしれません。千代田駅前の道路を横切り、さらに進んでいきますと・・・
■晴明塚
またまた、神南邊が建立したものです。謂れがあって、安部晴明が高野山参りでここを通りかかった時に乞食がおり、「明日は雨だ」と言ったが、清明は「明日はよい晴れだ」と思った、しかし結果は雨。晴明は、高野山からの帰りにここで書物や持ち物を焼いて埋めた。以後、辻占いが出来、お堂が建ち、わらじなどの接待所になったという。
原町1丁目から大阪外環状線に向かって進みます。まもなく、賑やかな河内長野駅前です。そして、東西高野街道が合流し、正真正銘の「高野街道」になるわけです。