東高野街道(21) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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東高野街道(21)


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「東高野街道」とタイトルしながら、いろいろな寄り道をしています。


竜田道

奈良と大阪を結ぶ「奈良街道」の一つです。奈良・三郷町と大坂・柏原市にまたがる竜田山を越えることから「竜田越」ともよばれ、近年では、北の暗峠・南の竹内峠を越える街道と区分するために「竜田越奈良街道」ともよばれます。現在では、国道25号が当時の古道をほぼ踏襲していますが、決定的に異なるところがあります。それは、奈良と大阪の県境・亀の瀬付近で、現在は大和川の南岸を通っていますが、古道は北側の竜田山(現三室山一帯)付近を越えていました。竜田道は、飛鳥期に斑鳩・法隆寺と難波・四天王寺を結ぶ道として整備されたと考えられます。聖徳太子が往来したかは定かでありませんが、各地に太子の伝承が残っています。奈良期には、平城京と難波京を結ぶ街道として利用されました距離としては最短の暗越(455m)が急峻であったため比較的平坦な竜田越(三室山137)が公道(天皇の御幸の道)として認められていたと思われます。斑鳩より東は「北の横大路」(通称「業平道」)といわれ、大和郡山市横田の南付近で平城京と飛鳥を直線に結んでいる「下ツ道」(現国道24号)と交差します。他方、柏原市より西は「渋川道」とよばれ平野を通り上町台地へ至ります。


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さて、「観音寺」からさらに高台に上がると「展望台」があります。そこには「智識大仏」の壁画が描かれています。


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「竜田道」の表示看板なども整備されてきました。この地区は・・・「柏原ワイン」の里でもあります。


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石神社(いわじんじゃ)

柏原市太平寺にある神社。延喜式神名帳に記されている式内社で、旧社格は郷社。神社は、柏原市太平寺地区の生駒山地南端に近い小高い丘陵の山腹に位置する。麓の境内に社務所が、高い石段を登ったところに社殿がある。祭神の石姫皇女は、宣化天皇の皇女、欽明天皇の皇后である。他に石長姫命、熊野権現。境内にある大きなクスノキは、周囲約6メートル・高さ約16メートル以上の大木で、樹齢700~800年と推定されており、大阪府指定天然記念物となっている。かつて、この辺りに「智識寺」と呼ばれる古代寺院があった。聖武天皇、孝謙天皇が難波宮と平城宮を往来する際にここを訪れ、礼拝例仏されたという。


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智識寺には大きい廬舎那仏があり、これを見た聖武天皇が東大寺大仏造営を発願されたといわれている。その後寺は室町時代ごろに廃れたとされる。境内社務所横には、智識寺の東塔の礎石があり、大阪府の文化財に指定されている。 礎石の柱穴の直径が122センチあり、かつては神社の手洗い石として使用されていたようだが、現在は柵で囲われている。神社の前を通り、北へ抜ける道筋は、かつて東高野街道ができる前から存在し、生駒山地の山麓を南北に通っていた古道の一部で、在原業平が大和国と河内国一宮(枚岡神社)の間を通ったとされる、いわゆる「業平道」だといわれている。


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「石神社」横に「歴史の丘展望台公園」が・・・まだ完成してないみたいです。また、訪問したいと思います。