自由の女神について(3)
ニューヨークの「自由の女神」博物館には、ご覧のような実物大の部分が設置されおり、その大きさが体感できるようになっている。
アメリカ国民にとっては、見飽きるぐらいに見ているはずの「自由の女神」だと思うですが・・・
■米切手掲載の「自由の女神像」ラスベガスの偽物と判明
米郵便公社(USPS)が2010年12月(ただし、切手には2011と表示されています)に発行した「自由の女神像」のファースト・クラス(普通郵便)用切手(現在でも44セントで発売)の画像が、ニューヨークにある本物ではなく、ラスベガスにあるカジノのレプリカであることがわかった。USPSの広報担当者は、間違いにはおよそ1カ月前に気付いたとし、「ミスを犯したことは大変遺憾に思っている」と謝罪。この切手はこれまでに30億枚が印刷されているが、間違いを受けた回収などは行わず、切手カタログの情報を修正するにとどめるという。「本家」と間違われて切手の画像に採用されたのは、ラスベガスにある「ニューヨークニューヨークホテル&カジノ」にあるレプリカ像。同ホテルを所有するMGMリゾーツ・インターナショナルの広報担当者は、「どういう経緯であれ、米国の切手に登場した初めてのラスベガスのカジノになったことを光栄に思う」と、USPSによる予期せぬミスを喜んだ。左側に“FOREVER”と表示されているように、料金が値上げされても、永久にファースト・クラスの郵便に使うことができます。切手は上下が無目打のシール式で、自由の女神と星条旗が交互に印刷された連刷形式で、左右の目打については、81/2、91/2、11の3種があります。
さて、今回の切手では、自由の女神の王冠や目がニューヨークの像と違うそうですが、比較のために、同じように女神の顔の部分を大きく取り上げた1978年のアメリカ切手と比較してみてください。ラスベガスのホテル、ニューヨーク・ニューヨークの開業は1997年ですので、1978年に発行された切手にとりあげられているのは、ニューヨークの女神像と断定できます。ニューヨークの像では王冠の下の部分に縦の筋が入っているのに対して、ラスベガスの像では筋が入っていません。また、王冠部分の窓のかたちも微妙に異なっているようですし、目の雰囲気もたしかに違っています。
ちなみに、USPS(アメリカ郵便公社)によると、問題の切手は既に30億枚印刷されており、回収の予定はないそうです。したがって、今後、この切手が“お宝”になる確率は限りなくゼロに近いようです。
こんなUSBを発見しましたのでゲットしました。
「自由の女神」像は、ローマ神話の自由の女神リベルタスをかたどったものだとされていますが、コロンビア映画のオープニングにも「自由の女神」らしき人物が登場します。これは「コロンビアレディ」と称される別人で、アメリカを擬人化したものだということですが、それ以外にも、「マリアンヌ」だとか「フェーローニア」だとか、いろいろな神が登場してくるので、ややこしい。
まあ理屈抜きに・・・「自由の女神」は美しくなければならない。