きひっ(79) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

自由の女神について(4)


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-おおた1


■大竹伸朗さんの「全景」展で発表された『女神の自由』像。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-おおた2


これは新潟のパチンコ屋にあった廃品同様のものを解体業者から引き取ってしまい、毎日対面せざるを得なくなった巨大像をリニューアルしたのが『女神の自由』像である。電話のやりとりだけで写真も確かめず飛びつき、「引き取りに行ってシートを広げた途端、『こんなはずじゃなかった』。まぶたが整形の跡みたいで、出合いは複雑だった」と大竹は語る。しかしずっと見ていれば、「どんどん好きになっていく」と言い、パチンコ店の装飾品だった自由の女神は、「はいしゃ」という居場所を得て直島にとどまった。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-おおた3


直島銭湯「I❤湯」にも北海道の定山渓にあった秘宝館から引き取ったゾウの「定子」像があり、銭湯のシンボルになっている。大竹は彼女との出合いを「一目ぼれ。生きていると思った」と懐かしむ。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-おおた4


■「小野小町の生まれ在所」と唄にも歌われている秋田県雄勝町。「道の駅おがち」(こまちの郷)の近くにあったパチンコ店が閉鎖され、立ち入り禁止となった施設の屋上で、白いドレスも汚れが目立っていた「女神」。建物は解体されて、「女神」は敷地の一画にロープでつながれ、身動きできない状態になっている。


・・・大阪で「お譲りします」なら、きっともらいに行くんだけど。SAVに置いたらさぞ壮観だろうなあ。