きひっ(19) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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防災・危機管理アート(1)


キャンドルは、被災した時の「あかり」となり、鎮魂と明日への「ひかり」となる。

復興の道のりは、長く険しいからこそ、持続可能で楽しい方法を創造しなければならない。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かたみ1


■宮城・石巻の大川地区で2遺体発見/ボランティア発見の車から

東日本大震災の津波で児童・教職員84人が死亡、行方不明となった大川小学校があった宮城県石巻市大川地区で6月13日、不明者とみられる2遺体が発見された。震災発生から1年3カ月。発見の糸口となったのはボランティアらの活動だった。大型サルベージ船が水中から黒い乗用車を引き揚げると、車内後部に2遺体が確認された。車の所有者の親族らは泣きながら抱き合い、線香を手向けた。宮城県警河北署などによると、遺体は車の所有者とみられ、車内にあったサンダルや腕時計などが親族によって本人のものと確認された。今後、歯形などから身元確認を行う。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かたみ2


大川地区でほぼ完全な状態の遺体が発見されたのは、昨年10月19日以来。発見のきっかけは、今も被災地で活動を続けるボランティアによる捜索だった。遺体は今月10日、被災地で不明者の潜水捜索などを行うNPO「DSP災害支援プロジェクト」のメンバーが発見、警察に届け出ていた。大川地区では、石巻市立大川小学校の児童4人、教職員1人を含む40人が行方不明のままだ。同小4年生だった、鈴木巴那(はな)さん=当時(9)=の捜索を続ける祖母(72)らも引き揚げを見守った。引き揚げられた車は、震災前日に巴那さんがそろばん教室から送ってもらった車だったといい、祖母は「ようやく帰ってこられてよかった。巴那も早く戻ってきてほしい」と目をうるませた。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かたみ3


運転席にあったお守りとキーホルダー


「形見」としての造形・・・


防災・危機管理アートを考えてみたい。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かたみ4


■瓦Re:KEYHOLDER

被災地に多く積み上げられた瓦礫、そしてまだ処理のされていない大量の瓦礫・・・そんなネガティブなイメージの瓦礫の中から光る素材を見つけ、一つ一つ手作りで作られるキーホルダー。制作するのは主に、陸前高田で職を失った主婦年代の方々と障がいのある方達の集まる福祉作業所、スーパーや工場などもなくなり女性陣が地元でお仕事に就ける割合は本当に低いです。そのような方に少しでも生活の足しにして頂く為に制作して頂き賃金をお支払いしております。けして快適とは言えない仮設住宅での生活、もとあったご近所間のコミュニティも崩壊され、ご近所付き合いも減り、ストレスも溜まっている方も非常に多いです。集まり皆で作業、食事そしてお話などをする事で明日への活力、そして希望を持って頂きたく思います。一つとして同じ物がないこのキーホルダーを身につけ、この震災を忘れない為に、また、この企画で少しでも多くの瓦礫撤去、雇用創出、コミュニティ作りに役立てればと思います。そして一日も早い復興を願って。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かたみ5


陸前高田市の建設課から許可を頂き瓦礫の集積場から素材を集めます。その素材を丁寧に高圧洗浄機と手洗いで汚れを落とし、カットをしていきます。安全の為にヤスリ掛けをして角を落とし、一つ一つの瓦礫を組み合わせて行きます。出来上がったキーホルダーをパッケージングして世界で一つだけの瓦Re:KEYHOLDERの出来上がりです。原価や運営費、販売手数料を除いた残金から、今後の展開費として貯蓄をさせて頂いています。この瓦Re:KEYHOLDER企画はあくまで一時的に小さな雇用を生み出す企画です。少しでも多くの方が安心して働いて行けるような環境づくりを目指し、その都度その場所のニーズのあった事業展開をして行ければと考えております。