えへっ(92) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ぼくら(6)


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江戸川乱歩という名前がエドガー・アラン・ポーをもじったものだということを知ったのは、中学生頃ではなかったかと思う。「言葉遊び」の楽しさや「パロディ」のおもしろさを感じた最初であった。


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■銅版画「江戸川乱歩の世界」作/多賀新

春陽堂文庫・江戸川乱歩文庫全30巻の表紙の装丁に使用された銅版画を、解説とともにまとめた版画集。


■江戸川乱歩(1894-1965)は、ミステリ(探偵小説)というジャンルを大衆に広めた功労者として、時には米英のいわゆる本格ミステリ黄金期の名作を本邦に多数紹介した名書評家として、高く評価されています。ポプラ社の少年向け乱歩作品集に触れた者にとっては、明智小五郎や怪人二十面相の生みの親としての印象が深い。江戸川乱歩作品は色々な出版社で読めます。光文社文庫の全集が刊行され、創元推理文庫も諸作品を網羅的に収録していますし、いくつかの代表作は角川ホラー文庫にも入っています。その中でも、春陽文庫(春陽堂書店)の江戸川乱歩文庫はひときわ異彩を放っています。電車の中では到底カバー無しには読めないほどの表紙装丁の凄さ、解説が無い質実剛健さ。


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このオドロオドロしさは・・・ボッシュの影響でしょう。


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そして、このエロティックさは・・・ハンス・ベルメールに違いない。


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さらに「歓喜仏」も登場する。


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乱歩を「少年探偵団」の気持ちで・・・今、追いかけている。