えへっ(60) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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萬国パクランカイ(17)


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■「蛍火の杜へ」緑川ゆき

祖父の家へ遊びに来ていた6歳の少女・竹川蛍は、妖怪が住むという山神の森に迷い込み、人の姿をしたこの森に住む者・ギンと出会う。人に触れられると消えてしまうというギンに助けられ、森を出ることができた蛍は、それから毎年夏ごとにギンの元を訪れるようになる。高校生になった蛍は、ギンともっと長く一緒にいて彼に触れたいという思いを抱く。ギンは、自分はかつてこの森に捨てられた赤ん坊で、山神の力で生かされていると自分の正体を語り、蛍を妖怪たちの夏祭りに誘う。夏祭りで蛍と過ごしたギンは、蛍ともっと居たいと自分の思いを初めて口にするが、誤って人に触れてしまう。ギンが消えてしまう最後の瞬間、蛍とギンは最初で最後の抱擁を交わし、互いの望みを叶える。


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緑川ゆき「蛍火の杜へ」の登場キャラクター・ギンが被っている狐のお面が商品化された。ムービックのサイトにて、数量限定・受注生産で予約を受け付けている。「ギンのお面」は、張り子職人がひとつひとつ手作業で制作。サイズは直径8cm×高さ約9cmで、紙製だが丈夫に作られている。価格は3800円。商品は7月中旬頃より発送される予定。「蛍火の杜へ」は、LaLa DX2002年7月号(白泉社)に掲載された、少女と妖怪の切ない恋愛を描く読み切り。緑川の代表作「夏目友人帳」の原点とも言える、抒情的な世界観を持った作品だ。アニメ映画化も決定しており、9月17日よりシネ・リーブル池袋とテアトル梅田にてレイトショーで公開される。また「蛍火の杜へ」のオリジナル・サウンドトラック「季節の瞬き」が、8月24日に発売。吉森信によるBGM集と、おおたか静流の歌うEDテーマ「夏を見ていた」が収録される予定だ。


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■「モノノ怪」/作画:蜷川ヤエコ

2000年代後期の日本で深夜系テレビアニメ番組として作られた、和製ホラーアニメ作品。日本では、フジテレビ系列「ノイタミナ」枠の第8作目として、2007年7月12日から同年9月27日までの期間に放送された。5エピソード、12話からなる。モノノ怪を斬ることができる退魔の剣を携えて諸国を巡る薬売りの男がいる。薬売りは妖異が現れる場を訪れる。モノノ怪を成すのは、人の因果と縁(えにし)。人の情念や怨念にあやかしが取りついたとき、モノノ怪となる。薬売りはモノノ怪の形と真と理を明らかにし、退魔の剣でモノノ怪を斬っていく。


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■仮面の男/お蝶の前に現れた謎の男。いつもは煙管を手に狐の仮面を被っているが、面の表はさまざまに変えることができる。


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■狂言

「狂言の修業は猿に始まり、狐に終わる」。これらの動物の役はプロの俳優人生の初めの数十年を形成するが、実際には、後に成し遂げられるべき十分な熟練のためにこの間に取り組まなければならないより多くの役がある。役と演目が演じられる理想的な年齢、彼らの初体験的な部分、そして特殊技術があり、そのデビューの演目は、次の段階に進む前に身につけられていなければいけない狂言芸の特別な側面を持っていると言われている。口頭の記憶または声の表現のための演目もあれば、リズミックな謡や舞によるもの、また微妙な演技表現を徹底的に訓練するところもある。それぞれは役者の身に着いた技術を証明し、また役者として脱皮し、新しく生まれ変わり、自分の芸を深めることができるように、役者を問いただす機会となる。


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