夏の小旅行(3)
暑さを忘れて町中を散策・・・
出石まで来て、「うどん」を食するのは私ぐらいだろう。
美術館があった。
■伊藤清永美術館
〒668-0214兵庫県豊岡市出石町内町98 TEL.0796-52-5456
伊藤清永は1911年(明治44)兵庫県下出石町下谷(しもたに)に生まれ、日展と白日会を中心に活躍した文化勲章受章の洋画家です。後年は、繊細な色線を無数に重ねて描き出される豊麗優美な裸婦像で知られています。岡田三郎助の薫陶を受け、東京美術学校在学中の1933年第14回帝展に初出品、初入選。1936年文展(文部省美術展)で選奨を受賞、白日会会員となり画家としての道を確立しました。70年近い画業の中で、一貫して女性美の表現技法を追求し、温かみのある独自の画風を築いて見る人を魅了しています。2001年6月5日軽井沢のアトリエで制作後急逝し、製作中の「ばら」数点が絶筆作品となりました。
庭に彫刻があった。
■中村晋也
1926-昭和後期-平成時代の彫刻家。
大正15年7月29日生まれ。古賀忠雄に師事。昭和33年白日会会員となる。25年日展に初入選,42年,43年特選,44年「宴の華」で菊華賞。63年「朝の祈り」で芸術院賞。ブロンズによる洗練された裸婦像を制作。47年鹿児島大教授。平成元年芸術院会員。14年文化功労者。19年文化勲章。三重県出身。東京高師卒。作品に「大久保利通公像」「若き薩摩の群像」など。
残された時間がなく、ゆっくり観て回ることはできなかったが・・・
一つの区切りとなる・・・夏の小旅行であった。