ぽかっ(29) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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オモダカ(1)


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以前より継続して我家の家紋について調べているのだが、「イ菱」に近い紋を発見した。実際には「オモダカ」という植物の葉を4枚組み合わせたもので「オモダカ菱」という。この紋から発展して「イ菱」になったとは考えにくいが、とても美しい紋である。ということで、いろいろ調べてみることにした。


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■澤瀉屋(おもだかや)は、歌舞伎役者の屋号。初代市川猿之助(二代目市川段四郎)の生家が副業として薬草の澤瀉を扱う薬屋を商なっていたといわれることに由来する。


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■沢瀉(おもだか)紋

日本十大紋の一つ。オモダカは池や沢、田んぼなどに自生するクワイに似た水草で、可憐な花を咲かせます。古くは王朝時代に貴族の車や武具の文様として用いられ、やがて家紋に転じたものと云われています。沢瀉は面高「面目が立つ」に通じるとか、葉の形が矢じりに似ている、別名「勝ち草」とも呼ばれるなどのことから、武人の家紋として普及しました。毛利元就が戦に臨む時に沢瀉に蜻蛉が止まったことを吉事として用いたという故事があります。


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■面高(おもだか)科

学名Sagittaria trifolia/Sagittaria:オモダカ属/trifolia:三枚の葉の

Sagittaria(サジッタリア)は、ラテン語の「sagitta(矢)」が語源。矢の形をした葉の形から。中国原産。平安時代に渡来。葉っぱが人面のように見え、かつ、葉っぱの面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」。葉は鏃(やじり)のような形。水田や沼地に生え、夏に白い3弁花を咲かせる。すごく似たのに「あぎなし」があるが、「あぎなし」は「面高」と比べて葉っぱの幅が少し狭く、下の方の2片の先端がしずくのような小さい丸形であることから区別がつく。(面高は葉っぱの幅が広く、2片の先端はとがっている)花を見るだけでは区別がつかない。「沢瀉」とも書く。別名「花慈茹(はなぐわい)」、「慈茹(くわい)」。葉と長い葉柄が、農具の「鍬(くわ)」に似ていて、「芋(いも)」のように根が食べられることから「くわいも」と呼ばれ、しだいに「くわい」になった。漢字の「慈茹」は漢名から。


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この独特の葉形は、多くの生活品の装飾としても登場している。


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