ラムネ(2)
1872年イギリスでハイラム・コッド氏(Hiram Codd コルク会社のセールスマンだった)が炭酸飲料を密封する画期的な方法の容器として発明しました。
ラムネは、ビー玉で内側から栓をしています。サイダーは、王冠で外側から栓をしています。これは充填の仕方に違いがあります。
先ずシロップをビンに注入します。その後ビンの中の空気が外に出る逃げ道をつけた状態で炭酸水を一気に吹き込みます。そして中の空気が抜け、炭酸水がビンに一杯になった瞬間にビンを逆さに返します。するとビー玉がビン口に落ちて中のガスの圧力で、ビー玉が口ゴムのところに押し付けられて栓が出来るのです。ラムネビンの中央部にくびれが有り、ビー玉がビンの底まで落ちない様になっているのは、ビンを逆さまにしたときに、出来るだけ早くビー玉をビン口まで落として、その間にガスが逃げるのを防ぐ為です。
さて、この「ビー玉」ですが、ガラス工場で作られるわけですが、昔はラムネに向かないキズ物も結構あったりして・・・すなわちB級品が「ビー玉」の語源だそうです。ということは、ラムネに入っているのは「エー玉」ということになります。
最近は、ご当地ラムネが多く作られていて、その味もいろいろです。
旅行に行ったら、ぜひ飲んでみたいものです。