お台場の「ガンダム」そして神戸・長田区の「鉄人28号」にしびれていた私は・・・
3つ目の感動を発見したのです。ここしばらく「マネキン」にこだわって調べてきた甲斐があったというものです。
その名は・・・「ナナちゃん」
昭和47年にヤングを対象として名鉄百貨店セブン館(現ヤング館)がオープン。昭和48年、一周年を記念して何かシンボルになるものを作ろうと、いろいろな案を出し合い、そして百貨店と切っても切れない関係のものはないかと探しているときに東京で行われたマネキンの展示会でインパクトのある大きな人形を見つけ、それをマスコットにすることにした。名前は一般公募し、セブンをもじった親しみやすい名前『ナナちゃん』に決定、こうしてヤング館の前にナナちゃんが誕生した。以来名古屋駅前の顔として愛され、待ち合わせの場所などに利用されている。2006年10月から[メンズ館]・[ヤング館]1階エントランスの改装工事のため一時的に休養をし、初めてのお出かけも経験してリフレッシュしたナナちゃんは2007年3月18日(日)に帰ってきた。注目のナナちゃんのファッションは4月から6月には水着、1月、7月にはクリアランスセールの法被など、季節ごとに変わります。また、春秋の交通安全運動キャンペーンのたすき、冬の火災予防運動キャンペーンのたすきなど、社会にも一役買っている。
●場所…[メンズ館]・[ヤング館]1階エントランス前
●生年月日…S48.4.28
●体重…600kg
●バスト…2m07cm
●ウエスト…1m80cm
●ヒップ…2m15cm
●素材…FRP硬質塩ビ樹脂
●製造…スイス(シュレッピー社)
■季節によって様々な服や水着に着替え、行政イベントや、ユニフォーム姿で中日ドラゴンズの応援媒体としても活躍する。イベントなどのない場合に無着衣のこともある。2006年10月5日深夜、名鉄百貨店セブン館と名鉄バスターミナルビル前の歩行者通路の一体化工事と名鉄バスセンターと各館連絡通路工事のため、一時的にナナちゃん人形は撤去された。その間、ナナちゃん人形の居場所は秘密であったが、2007年2月16日に愛知芸術文化センターにお目見えし、3月11日まで展示された。そして、2007年3月18日の名鉄百貨店全館グランドオープン時に、以前の場所から北側に約3メートル、東側に約1.5メートル離れた場所、つまり若干JR名古屋駅に近づいた場所に再設置された。
■新進アーティストの発見inあいち
飯田 陽子(米国)名古屋駅の百貨店前に立つ名古屋のシンボル、巨大マネキンのナナちゃんを芸術文化センターへ連れてこようというアイデアを、映像や立体で表現する。
中日新聞の記事によると七つのパーツに分解して運び入れたそうだ。やっぱりナナちゃんだから七つに分かれるようにしたのだろうか?名古屋駅前以外の場所にナナちゃんが設置されるのはナナちゃん誕生以来33年で初めてのこと。飯田さんがこのプロジェクトを企画した時にはナナちゃんの本来の居場所である名鉄セブンが改装中でナナちゃんが撤去され倉庫に一時的に保管されていることは知らなかったとのこと。こういう偶然も運命のめぐり合わせなのだろう。
これまで何度か名古屋に行っているのに知らなかったことを、今更ながら情けないと思います。今度はぜひ実物を見に行きたいと思います。
さらに・・・YMOのマネキンを用いたジャケット「増殖」も思い出しましたので紹介しておきます。