「BOOMもいいけど、スピッツの“隼”もいいなあ」
「そう言えば、エジプトの天空の神“ホルス”は“ハヤブサ”だったわ」
「日本の神様・・・そうだ“天女”や“かぐや姫”なんかも“風”に関係ありそう」
「宇治の平等院なんかは、天女だらけ・・・」
「浮世絵なんかも、うまく“風”を表現してるわ。この東海道五十三次の編み笠が風で飛ばされているところなんか最高ね」
「そうそう“笠”と言えば・・・モネの“日傘”の作品、これも“風”を感じるし・・・光もうまく表現していて、まぶしそう」
「そして、やっぱり宮崎駿さんのアニメ。どの作品も“風”がいっぱい吹いている」
「まよ子」は、自分の染めた布が“風”に舞っている様子をたっぷりとイメージした。やさしく暖かい風、ちょっぴりエッチな風、隙間から吹き込む冷たい風、強く激しい風、時には雨をともない、そして雷鳴が轟く。
「そうだ、日本には“風神・雷神”という神様もいたんだっけ」
・・・つづく