母からのクレームがあったからか・・・それから数日後、祖父が私にお土産を買ってきてくれました。
それが「藤島武二」という日本作家の画集でした。母もよく知っている画家なので、とても喜んでいました。
こんな絵もあったので、小さな「まよ子」は眼を輝かせて何度も何度も画集を見ていました。
そんな様子を聞いた父が、めずらしくお土産を買ってきてくれたことがあります。それは切手でした。祖父からもらった相撲の切手といっしょに、大切に保管しています。
中学生になって、国語の時間に与謝野晶子さんの「みだれ髪」について学習することがありました。あまり得意な教科ではありませんでしたが、先生の口から「藤島武二」という名前が飛び出した時は、本当に驚きました。どうして国語の時間に・・・
この歌集の表紙をデザインしたのが「藤島武二」さんだというのです。家にもどってすぐに画集を開きました。小さい頃は、気が付きませんでしたが、画集にのっていました。そんなことを夕食の時に、母に話しますと・・・
こんな本もあるよと教えてもらったのが、俵万智さんのチョコレート語訳「みだれ髪」でした。ちょうど思春期どまん中の「まよ子」には、刺激的な本との出会いでもありました。・・・つづく
以前制作した紙版画に、横顔を追加することにしました。
布の染色に用いた型紙の再利用で、スプレー・ペイントを使用しました。
これは、ダブル横顔です。
色がうすくて横顔が見えにくいのですが、作品としてはこれぐらいがいいようです。