美術の教科書を開いて、人物の裸体が登場したりすると、異性の視線が気になり、そそくさと次のページに進む思春期。Poitrine de Venus(ビーナスの胸)はフランス語で「梨」を意味する。立体である彫刻の鑑賞では、角度や視点によって様々な「見え方」「感じ方」ができることを楽しもう。
これが「思春期以降の美術」の第1ページの書き出しである。そして、ヴィーナスとダビデ像を掲載した。
ただ作品を掲載するのではなく、その大きさと「視点」「視線」を重視し、「見る」ことの大切さを強調した。このダビデ像においては、女性の視線の先には、一体何が見えているのだろうか?見ているのだろうか?
これが・・・「まよなか科」の真髄である。
私が現在制作している油絵において、基本は裸体である。
そのまんまの写実ではないからこそ、その形その色に様々な思いや考えがこめられる。実際は、筆の向くまま気の向くままであることが多いけど・・・
とにかく今は、ひたすら描きこんでいるところ。
ドットやストライプさらにトランプまで挿入して、かなり装飾的な作業が続いている。
一度調子の強い部分をやわらかくしたのだが、今は再度強めているところ。