きらっ(20) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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いちじく


いちじく1


SAVにイチジクを植えましたので・・・


いちじく2


私の住んでいる羽曳野市は・・・大阪府の南東部に位置し、生駒、信貴、金剛、葛城山系に囲まれた河内平野の中にあり、市域東部には二上山系の斜面を利用して広大な果樹園が形成され、南西部には、羽曳野丘陵地帯があり、なだらかな丘陵・山麓地の自然に培われた山紫水明の地です。昔から農産物の栽培に適し、夏の味覚「ぶどう」や関西地区では最も多い生産量を誇る「いちじく」は、特産品として有名です。また、羽曳野市は古市古墳群や日本最古の官道“竹内街道”をはじめ、先人たちの残した歴史的資源が数多く存在し、いにしえの香りが残る歴史文化の豊かなまちです。


いちじく3


イチジク(無花果、映日果、英語木はfig tree、実はfig)は、クワ科イチジク属の落葉高木。学名はFicus carica。別名、蓬莱柿(ほうらいし)、南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)など。原産地はアラビア南部で、紀元前3000年頃には栽培されていた。日本には、1630年長崎に渡来した。不老長寿の果物ともいわれている。「無花果」は、花を咲かせずに実をつけるように見えることから付けられた漢語で、これに熟字訓でいちじくという読みを付けている。しかし、実際には外から見えないだけで花嚢の内部に小さな花をつけている。別表記の「映日果」は中世ペルシア語のアンジールを中国で音写し、意味を表す「果」を補足したもので、日本ではこれを「えいじつか」と読み、転じて「いちじく」と呼ばれるようになったとする説がある一方、果実が一ヶ月で熟すから、または、一日一果実ずつ熟すからという「一熟(いちじゅく)」から転じて「いちじく」と呼ばれるようになったとする説もある。中国の特産地である新疆ウイグル自治区のウイグル語でもアンジールと呼ばれている。中国の古語では他に「阿驛」、「阿駔」とも音写され、「底珍」、「天仙果」などの別名もある。


いちじく4


葉は三裂または五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五烈して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したものである。葉の裏には荒い毛が密生する。葉や茎を切ると乳汁が出る。初夏に花軸が肥大化した花嚢の内面に無数の花をつける。このような花のつき方を隠頭花序(いんとうかじょ)という。雌雄異花であるが同一の花嚢に両方の花をつける。栽培品種には雄花がないものもある。果実は秋に熟すと濃い紫色になる。食用とする部分は果肉ではなく花托(かたく)である。


いちじく5

エデンの園で禁断の果実を食べたアダムとイヴは、自分たちが裸であることに気づいて、知恵の木の葉で作った腰ミノを身につけたと、旧約聖書の創世記には記されている。しかし、木の実の呪いは、キリストの十字架という一本の木によって、実のなるイチジクの木にかえられた(知恵の実=イチジクと見られるのが一般的ではあるが、直接描写されているわけではなく、知恵の実=イチジクはあくまで説の1つである)。ルカによる福音書には実のならないイチジクの木のたとえ話が記されている。実がならないイチジクの木を切り倒すのではなく、実が実るようにキリストは世話をし、肥料を与え、育てたという。聖書では再臨、終末と関連した意味合いを持つ、終末論的果実と捉えられている向きがある。


いちじく6

アダムとイヴの「イチジクの葉は何故落ちなかったのか」について、アダムとイヴの身体を隠した葉は私たちがよく絵画で見るように一枚の葉ではなかったようです。
英語の旧約聖書では
....they sewed fig leaves together, and made themselves aprons.
となっています。
また、日本聖書協会の旧約聖書にも
「彼ら其裸體なるを知り、乃ち無花果の葉を綴りて裳を作れり」
とあるように、本当は葉を何枚も縫い合わせて首から下げるエプロンのようになっていたと考えられます。


いちじく7


後世に芸術作品として見た場合、たった一枚の葉の方が楽園を追われる男女に似つかわしく、頼りなげな美しい風景と捉えられたのでしょう。


いちじく8

ダニエル・バザロフ「古代のシンボル」からの要約

イチジクの木は性欲と生産のシンボルです。その葉を性器の前に押し当てて神から隠したということは、アダムとイブがこの後セックスによって子供を作るということを暗示し意味しています。事実聖書にはそう書かれています。イチジクの白い汁は精液を象徴し、その実の形は女性の下半身の形を象徴しています。


いちじく9

マタイ福音書24・32~34

「いちじくの木から教えを学びなさい。枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたことが分かる。それと同じように、あなたがたは、これらすべてのことを見たなら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。はっきり言っておく。これらのことがみな起こるまでは、この時代は決して滅びない。天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」


いちじく10

イチジクで忘れてならないのが・・・浣腸。