ぎょ(659) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

魚自動車(5)


くるまだい1


■クルマダイ クルマダイ属きんときだい科/学名:Pristibenys niphonia (英)Japanese big-eye


くるまだい2


本州中部以南。西太平洋、インド洋に分布。体は卵円形。体高は高く、著しく側扁。口裂はほぼ垂直。下がくは上がくより長い。両がく、前じょ骨、口がい骨歯はじゅう毛状。眼は極めて大きい。前さいがい骨後縁にきょ歯。背びれきょく状は強大、腹びれは大きい。尾びれ後縁は丸い。うろこは粗雑で大きなしつりん。体色は鮮紅色、腹びれ縁辺は黒い。体長25cm。夜行性。漁獲量は少ない。


くるまだい3


■学名:Belonidae sp. /英語名:Car Fish/和名:ダツの仲間


だつ1


■ダツは、ダツ目・ダツ科(Belonidae)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種 Strongylura anastomella の和名である。全世界の熱帯・温帯域から10属・32種が知られ、うち日本には4属・8種が分布する。日本のダツ類は浅い海に生息するものばかりだが、日本以外の熱帯域には汽水域や淡水域に生息する種類がいる。同じダツ目のサヨリやサンマと同じく、前後に細長い体を持つが、ダツ類は両顎が前方に長くとがるのが特徴で、英名のNeedlefish(針の魚)もここに由来する。両顎はわずかに湾曲し、後方では閉じることができない。また、顎には鋭い歯もある。背中側の体色は青いが、体側から腹面は銀白色をしている。ひれは小さく、胸びれ以外のひれは体の後半部に集中する。


だつ2


肉は半透明の白色だが、骨は青色や緑色をしており気持ち悪がられることが多いが、食用となる。サヨリ、サンマ、トビウオ、メダカなどと同じダツ目に属し、これらと同じように沿岸域の表層(水面に近い所)に群れをなして生活する。尾びれをすばやく振って高速で泳ぎ回り、おもに小魚を捕食する。捕食の際は小魚の鱗で反射した光に敏感に反応し、突進する性質がある。暗夜にダツが生息する海域をライトで照らすと、ダツが突進してくることがあるので夜間の潜水はとくに注意が必要である。実際にダツが人体に刺さって死傷する事故も多く、刺さると回転してさらに傷が広がる。ダツが刺さった時はむやみに抜くと出血多量に陥る場合があるので、抜かずに慎重に病院に行く。


だつ3