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ぐんま4


群馬県立館林美術館では丁度今・・・


つる1


■群馬県高崎市に生まれた鶴岡政男(1907~1979)は、時代や社会と深く関わりながら、常に人間とは何かを問い続けた画家です。戦前のNOVA美術協会時代から始まる、目まぐるしい画風の変貌と独自の生きざまにより、その存在は戦後洋画の異才として注目され続けました。ことに、戦争が激化する中、松本竣介や靉光らと結成した新人画会の活動や、戦後の八面六臂の活躍ぶり、作家の三島由紀夫や映画監督の大島渚らとの交流などは、無頼不逞に生きた彼の人生を彩るエピソードとして有名です。 そんな鶴岡の、鋭い風刺とともに、ユーモラスで甘美なエロティシズムを漂わせる独特の画風の根底には、絶えず人を見つめ、そこに人間性を認めようとし続けた画家の真摯な姿が窺われます。 この展覧会は、作家の生誕100年を記念し、代表作の油絵、パステル画、素描、彫刻など、展示替えを含め計157点によってご紹介するものです。21世紀に入り6年を経過した現在、戦前から戦後にかけて、人間とそれを取り巻く現実の矛盾への追及を続けた鶴岡政男の画業を改めて検証したいと思います。


つる2


■群馬県立館林美術館

群馬県で2番目にできた県立美術館で第一工房の高橋靗一(「てい」は「青」+「光」)氏による設計。周辺には、松林にある彫刻の小径や桜並木、県内唯一の白鳥の飛来地・多々良沼などがあり、市民の憩いの場として親しまれています。「自然と人間」をテーマに、調和、共生、対峙など自然と人間の様々な関わりを表現した作品を収集する独自性を明確にした美術館です。楽しみながら優れた造形に触れる環境を創出し、敷地全体が単に美術館という機能を越えて、公園・レストランなどと共に開かれた「心地よさ」を感じさせる「場」をめざしています。


ていいち

■高橋靗一「第一工房」

坪井研究室でのシェル理論を実現させた処女作「内村直也氏の書斎」から20年にわたり携わった「大阪芸術大学」をはじめとするキャンパス計画、建築とランドスケープの融合をはかった近作「群馬県立館林美術館」、引張力と圧縮力を明確に分離する超免震構造プロジェクト「S・F・S・21」まで、モダニズムの最前線を走り続ける高橋〓一/第一工房の全活動を紹介。


ぐんま5

■美術館本館を出ると右側には一軒家が木々に囲まれひっそりと建っています。美術館別館として、フランソワ・ポンポンのアトリエが中に再現してあります。


ぐんま6