ぎょ(613) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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はびきの(3)


ぎょはい1


■昭和62年の調査で、「ねじり環頭太刀」3本を含む15本の直刀、魚佩(ぎょはい=魚の形をした装飾品)、三叉(さんさ)形垂れ飾り、八花形装飾金具など、韓国の宋山里(ソンサムリ)古墳の武寧王陵(ぶねいおうりょう)から出土したものとそっくりの品々が出土しました。


ぎょはい2


■金銅製魚佩

羽曳野市に所在する古市古墳群中の史跡峯ヶ塚古墳から出土した。峯ヶ塚古墳は、5世紀末~6世紀初めの築造と推定される全長96mの前方後円墳で、二重の濠を有する。古市古墳群の中でも大王陵級の古墳である。


ぎょはい3


竪穴式石室かと思われる主体部の一部が確認され、内外から武器・武具・馬具・装身具・玉類・飾り金具など多数の副葬品が出土した。魚佩は3組出土したが、その内の一つは青色のガラス玉を目にはめこんだもので、我が国で出土する魚佩の直接のルーツである韓国の出土品中にも例を見ないものである。


ぎょはい4


■はい【佩・珮】

古代の装身具の一。腰帯とそれにつりさげた玉(ぎよく)・金属器などの総称。中国の殷(いん)・周代に盛行し、古墳時代の日本に伝播した。


ぎょはい5


■はいぎょく【佩玉】

腰帯などの着衣につり下げる玉(ぎよく)製の装身具。中国の殷(いん)・周代に盛行した。ドーナツ状の璧(へき)、動物の象形など種類が多い。玉の種類によって身分をあらわす。朝鮮・日本にも伝わる。おびだま。


ぎょはい6