ぎょ(596) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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狭山池(2)


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「狭山池まつり」の前夜、池のまわりが「灯火輪」で囲まれ、幻想的な雰囲気に包まれます。


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■ため池は、稲作が始まったといわれる弥生時代から作られてきました。そのため池を作る技術を広めた人は行基という668年に堺市に生まれた僧で、狭山池(大阪狭山市)をはじめ泉州地方でたくさんのため池や水路を作ったといわれています。


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■狭山池の雑魚取

秋祭りの季節に前後して狭山池の雑魚取が広く大和、河内、和泉の地方に知られていました。池の規模の大きい点でとくに狭山池は賑わいを呈したといわれています。


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■狭山池のぬくづけ 

狭山池では昔、漁業が盛んに行われていました。中でもモロコは、当時の狭山池の特産品の一つで、寒に入ると、池水が冷却した時期を利用して「ぬくつけ」と呼ばれる伝統的な漁が盛んに行われていました。


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獲ったモロコを竹串に挿して、とろ火で焼きます。麦わらのたぼに挿して家いえに貯蔵し必要に応じて食膳にのせたといわれます。泥臭くないのが狭山池のモロコの特色です。残念ながら、外来魚の進入などにより、今はそうした風景も見られなくなってしまいました。


さやま11