醤油鯛(5)
絵柄の種類は80周年にちなんで80種類。あわせて色が青・緑・茶・ピンクの4色あるため、総計では80種×4色=320種にのぼります。そして平成15年3月、崎陽軒の主力製品であるシウマイの生産工場「シウマイセンター(現崎陽軒横浜工場)」の全面改修に伴い、主力製品「昔ながらのシウマイ」のリニューアルが行なわれることとなり、ひょうちゃんのデザインも横山隆一さんデザインの復刻版となっています。
現在の絵柄の種類は90種類。48種類では?と思われるかもしれませんが、実は同じように見える絵柄の中にも、微妙に眉毛の長さや口の角度など違うものがあるんです。見れば見るほど味わいのある『ひょうちゃん』の表情を更によく見てみると、新たな発見があるかもしれません。あなたもひょうちゃんコレクションにチャレンジしてみてはいかがですか。
『ひょうちゃん』は『排泥鋳込み』という方法で作られています。
1.石膏型にドロドロの泥漿(磁器の元となる粘土等を溶かしたもの)を注ぎます
2.5分ほどすると石膏型か急速に水分を吸うため、外側から薄膜が張るように固まってきます
3.そこで型を逆さにすると、注ぎ口から固まっていない粘土が排出され、空洞のひょうちゃんが出来ます
4.これを型から出し乾燥させます
5.それに顔をスタンプして釉薬を塗り、焼けば完成
当初は全て手作りだったため生産が間に合わず、夜行列車で横浜まで運んだこともありました。
現在は全自動で生産していますが、オリジナルの機械であるため開発までに1年余りかかり、しばらくは失敗の連続で軌道に乗るまでは苦労の連続でした。
「ひょうちゃん」もなかなか興味深い物語がありますね。
さて、「ひょうちゃん」のデザインの中に・・・
お魚釣りがありました。めでたしめでたし・・・






