ぎょ(475) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ぎょ貝類(23)


かせき1


化石の代表選手と言えば「始祖鳥」「三葉虫」そして・・・


かせき2


そして・・・「アンモナイト」です。


かせき3


■アンモナイト 古生代デヴォン紀から中生代白亜紀末に海中に生息していた有殻の頭足類の絶滅分類群。平らな巻き貝の形である。標準的な殻の形態が古代エジプトの神アモンの持つヤギの角に形が似ていることから、フランスのブリュギエールがAmmoniteという呼び名を作った。日本ではその形から菊石と呼ばれることがある。アンモナイトは、普通は巻き貝の形をしているが、次第に下へ巻くのではなく、平面的に外側へと巻いていったような形をしている。外側には殻の伸びる方向に垂直なしわを多数つけていることが多い。したがって、ヒツジの角や菊の花のように見える。外見では巻き貝に見えるが、その断面を見れば、巻き貝では内部がずっとつながっているのに対して、アンモナイトでは多数の部屋に分かれていることから、巻き貝ではないことがわかる。この構造は、現生の動物ではオウムガイの殻によく似たものが見られることから、アンモナイトも頭足類であると考えられた。


あんも1


■頭足類(Cephalopoda) 軟体動物門 頭足綱に属する動物の総称。イカ、タコ、オウムガイ、コウモリダコや絶滅したアンモナイト等が含まれる。体は胴・頭・足に分かれていて、足も多数に分かれている。触角はないが、軟体動物の中でも特に目や神経系、筋肉が発達していて、運動能力にすぐれる。軟体動物に特有の殻を持たないものが多いが、これは二次的に退化したものと思われる。現生ではオウムガイ類が発達した巻貝状の殻を持つ。イカ類は殻の巻きはなくなって甲羅となったものを体内に持っている。タコ類は全く殻を失っているが、カイダコなど、二次的に殻を作るようになったものがある。体は外套膜につつまれた胴部と頭部に分かれ、頭部にある口の周辺には触手が並んでいる。頭部にはよく発達した眼が1対ある。タコとイカの眼は、脊椎動物と同様の構造を持つ、いわゆるカメラ眼である。


おうむ1


■オウムガイ オウムガイ目に属する軟体動物。生きている化石のひとつでもある。殻に入った頭足類で、南太平洋~オーストラリア近海に生息し、水深およそ100m~600mに棲む。深海を好むというイメージもあるが、水深が800mを超えた所では殻が水圧に耐えきれず壊れてしまう。その祖先は4億5000万年前~5億年前に誕生し、それからほとんど進化していないとされる生物である。餌を捕食するために90本ほどの触手を使い、触手にあるたくさんの皺でものに付着する。触手のうち、上面にある二つの触手の基部が分厚くなって融合し、帽子のような形状を作り殻の口に蓋をする働きを持つ。眼は短い柄の先に付いて、外側が平らになった独特の形を持つものであるが、これはピンホールカメラ方式である。すなわち、タコやイカのカメラ眼とは異なり、レンズの構造がない。視力はよくない。水の中に落ちた化学物質には素早い動きを見せる。イカやタコと同じく漏斗(ろうと)と呼ばれる器官から噴き出す水を推進力にして、体を軽く揺すりながらゆっくりと運動する。何かに付着する以外には、触手を運動に使わない。


おうむ2