うるうぉい(2)
■金魚の日(日本鑑賞魚振興会)
江戸時代には雛祭りに、雛人形とともに金魚を飾ったことにちなんだものだそうで、金魚の問屋さんの社長(株式会社ミワ)で、弥富金魚漁業組合の理事もされている三輪守夫さんが金魚普及の一環として提唱し、1990年(平成2年)の3月3日から、誰がなんと言おうが問答無用で「3月3日は金魚の日」となりました。金魚は中国原産の鮒を改良して作られた観賞魚ですが、中国では昔から幸せを運ぶ魚として愛好されていました。日本には室町時代に渡来し、最初は非常に貴重な魚として珍重されたのですが、江戸時代に各地でその養殖や品種改良が盛んに行われ、江戸後期には庶民にも馴染み深い魚になっていきます。
3月3日は私が誕生した日でもあります。
小さい頃は、この日に生まれたことがコンプレックスでもありました。
この社会に産み落とされるまでは、母なる海である子宮に抱かれ、人類の偉大なる歴史を凄まじい勢いでたどっていたのです。
古代から現代まで、人間は長い年月をたどって進歩してきたように思いますが、地球誕生からの時間を考えますと、それは一瞬の出来事に過ぎません。恐竜が繁栄した時代も、ほんの少し前のことでした。今日は、それよりももっともっと遠い時代、地球誕生から生物進化のカレンダー核をもった真核生物が誕生するまでの、何十億年前というはるか遠い時代に、地球上に生命が誕生し進化をしてきたのです。