版魚人(はんぎょじん)⑤
「釣谷幸輝」さんという版画家がおられます。「釣谷」という名前がついているくらいですから、きっと・・・
1967富山県生まれ 1990金沢美術工芸大学卒業
1992金沢美術工芸大学大学院修了 修了制作大学買上
1997個展(ギャラリーバルト・富山‘99‘00‘01)
1998個展(ギャラリー惣・東京‘99‘00‘01)
個展(美術サロンゆたか・金沢‘00‘02)
1999個展「珍獣博覧会」 アートセッションASIKURA・時
2000とやまHANいろいろ(富山県民会館内山邸)
2001個展(ギャラリー歩歩琳堂) 個展(楓画廊・新潟)
とやま現代作家シリーズこころの原風景展(富山近代美術館)
■釣谷さん談 昔、実家が魚屋で、遊びといえば釣で、帰ると魚を食べるという生活でした。だから魚に対する思い入れは強いですね。絵の魚はある意味自分自身なんです。他に描く動物というのもサカナに角が生えたり、足が出たりしたものです。卵は単純ですが、何かが生まれる創造のシンボルです。描く中で人間の無意識の部分を探りたいという気持ちがあります。それを表す為に自分だけのものではなく、誰もが共通して根本に持つシンボルのイメージに託して表現する、その為の道具だと思います。