ぎょ(226) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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■「カミナリ」の魚

「カミソリウオ」を紹介したので・・・また「ドジョウ」のところで「タイワンドジョウ」を掲載したので、ひょっとして勘違いされてもこまりますので・・・
タイワン

■「雷魚」 スズキ目タイワンドジョウ科に属する魚で、カムルチー、タイワンドジョウなどをまとめて呼ぶときの一般名です。カムルチーとタイワンドジョウの形態はよく似ており、細長い体で、頭部も長く、ヘビの頭部に似ていることから、英語では "Snakehead" と呼ばれています。「ドジョウ」とは違う魚ですから、くれぐれも間違えないでください。


魚雷1

■「魚雷」 魚形水雷の略であり、弾頭にエンジンと高速スクリューを組み合わせ、潜水艦のように水中を移動し、衝突した艦船などを爆発によって破壊することを目的とした兵器である。


魚雷2

単に攻撃を目的とする使用以外にも、爆発により敵艦や魚雷のソナーを混乱させたりするために使われる音響魚雷、潜水艦固有の音紋をコピーして搭載し、囮として使用するデコイがある。潜水艦、水雷艇、駆逐艦、巡洋艦、雷撃機などに搭載されて大いに利用される。対艦ミサイルに取って代わられたものも多いが、今日でも魚雷は潜水艦の主要な装備の一つであり、対艦、対潜水艦兵器として第一線で使用されている。


魚雷3

「雷魚」から「魚雷」へと転換させたのは、面白半分ではありません。「核兵器」が問題になっている時代ではありますが、これまで人類は悲しい歴史を繰り返してきました。新しい年を迎えて、真剣に「平和」そして「自由」について考えたいと思います。


かいてん1

■「回天」 人間が魚雷に乗って直接操舵し、敵艦に体当たりして敵艦を沈めるという兵器。第二次世界大戦中、大日本帝国海軍で特攻兵器として用いられた。人間魚雷、的(てき)、〇六(マルロク)との別称もある。「回天」という名は、「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いを込めて名づけられた。


かいてん2


私の父は、志願兵として海軍に入り、終戦時には呉の軍港にいました。ヒロシマに原爆が落とされた時も空が真っ赤だったと話を聞かせてくれました。もし終戦を迎えていなかったら、この「回天」に乗って出撃していたかもしれません。


かいてん3


魚が大好きで、釣りで川や海に出かけられる方も多いと思いますが、「自然保護」と同時にぜひ「反戦平和」についても語り、考えていただきたいと思います。


かいてん4


そういう意味で、「雷魚」と「魚雷」を並列に紹介させていただきました。


かみなり1


■「かみなりべら」ベラ科/Stethojulis interrupta terina

岩礁と砂地の境界付近でみられることが多い。本州南部ではごく普通にみられる魚ですが、メスからオスに性を変え、体色斑紋(たいしょくはんもん)も変化するため、以前、オスは別の種類とされ、ニジベラと呼ばれています。


かみなり2

■「カミナリイカ」頭足綱コウイカ目コウイカ科/Sepia lycidas

房総半島以南に生息。主に春から初夏にかけて産卵で岸近くに回遊してきたものを漁獲します。産地は主に西日本であり、値段は安定しているが高くはありません。また西日本での呼び名は「紋甲いか」ですが、これは輸入コウイカに使われはじめて紛らわしいので、あえて使うべきではないでしょう。味は抜群によく、しかも外套長20センチ前後もあり歩留りもよく、お買得です。味はねっとりと甘く、旨味も強いが後味がほどよい。特筆すべきは天ぷらにした時の味です。身が厚いので中がジューシーで旨味が倍になります。後味は甘く、すっきりと消えてくれます。他にはフライパンでソテーしたり、湯引きしてもいいでしょう。


さいごに

「回天」が展示されていたところに「魚雷観音」がまつられていました。戦没者はもとより、事故や病気で亡くなられた方々のご冥福を祈りつつ・・・今年一年が平和で幸せでありますように。