ぎょ(215) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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杭全神社へ初詣に行ったことは書きましたが、その時、神社の横に・・・


むつご1


こんなお店ができているとは知らずに・・・嬉しくなりました。


むつご2


ムツゴロウ(鯥五郎、学名 Boleophthalmus pectinirostris)

スズキ目・ハゼ亜目・ハゼ科に分類される魚。日本では有明海周辺のみに分布するハゼで、トビハゼと同じく干潟の上で生活する魚として有名である。全長は15cmほどで、トビハゼの倍くらいの大きさになる。体色は褐色から暗緑色で、全身に白か青の斑点がある。両目は頭の一番高いところに突き出ていて、周囲を広く見渡せる。また、威嚇の時などには背びれを大きく広げるので目立つ。同じように干潮時の干潟で活動するトビハゼ、トカゲハゼ、同じく干潟表面の珪藻を食べるタビラクチなどと共にオキスデルシス亜科に属する。別名はムツ、ホンムツなどだが、英名ではトビハゼなどと一括して "Mudskipper" と呼ばれる。


むつご3


ムツゴロウの仲間は朝鮮半島から東南アジアに数種類が分布するが、日本では有明海と八代海にムツゴロウ1種類だけが分布する。日本のムツゴロウは氷河期の対馬海峡が陸続きだった頃に大陸から渡ってきてすみついたと考えられている。分布域の干潟は多良山系の火山灰に由来する細かい泥質干潟で、干潟の泥粒が粗いと体が傷つき弱ってしまう。干潟に巣穴を掘って生息している。満潮時や敵に追われたときなどは巣穴にひそむが、干潮時になると巣穴から這い出てくる。干潟では胸びれで這ったり、全身で飛び跳ねて移動する。逃げる時はカエルのように素早く連続ジャンプするので、捕えるのは意外と難しい。


むつご4


干潟の上で生活できるのは、皮膚と口の中に溜めた水で呼吸するためといわれる。陸上生活ができるとはいえ、皮膚が乾くと生きることができず、時にゴロリと転がって体を濡らす行動がみられる。口は大きく、上顎にはとがった歯が生えているが、食物は干潟の泥の表面の珪藻などの底生藻類である。下顎の歯はシャベル状で前方を向いており、口を干潟に押し付け、頭を左右に振りながら下顎の歯で泥の表面に繁殖した藻類を泥もろとも薄く削り取って食べる。ムツゴロウが1年のうちで最も活発に活動するのは初夏で、ムツゴロウ漁もこの時期におこなわれる。この時期にはオスがピョンピョンと跳ねて求愛したり、なわばり内に侵入した他のオスと背びれを立てて威嚇しあったり、猛獣のように激しく戦ったりする姿が見られる。メスは巣穴の横穴部分の天井に産卵し、オスがふ化するまで卵を守る。


むつご5


有明海の台名詞的な存在だが、九州の人が一般的に食べているかといえば、そうでもない。日常的に食されているのは、漁獲される有明海に面する佐賀県の鹿島市や川副町など一部の地域のみ。ちなみに、有明海に面する芦刈町は、干潟保護区に指定されており、禁漁区になっているため、食すことはあっても、漁は行わない。


むつご6


「川副町の人たちは、盆に食ぶることが多かですね」町役場の人に聞くと、ムツゴロウは、旬である8月~9月頃によく食べるそうだ。ムツゴロウ料理は、盆時期には食卓に欠かせない一品なのだ。 1匹の価格は50~60円で、100gだと500円~600円程度。スーパーや物産館などで手に入れることができる。お年寄りは生で購入し、家で料理する人が多いそうだ。しかし、最近では、塩焼きや蒲焼きの状態で売られていることがほとんど。ムツゴロウ漁は、「潟スキー」という、特別な道具に乗って行われる。潟スキーは、木の板で作られており、漁師が片膝を板に乗せ、片方の足で干潟を蹴って走る。干潮時、地上に現れたムツゴロウを、6本針で引っ掛けて釣る。まさに職人技ともいえる漁法である。


むつご7


そう言えばずいぶん昔になるけど、九州のお土産に買ってきたっけ・・・


むつご8


ありました、ありました。この大きな口・・・実は「つまようじ」入れです。


むつご9