えびかに話(8)
■「伊勢えび祭」 毎年6月の第1土曜日に三重県志摩市浜島町の大矢浜海岸で行われる祭りです。伊勢海老に感謝するとともに、その年の大漁を願う。
伊勢えび祭は昭和36年6月に発足しました。以来、町民の熱意と努力によって毎回様々な趣向が凝らされ、回を重ねるごとに発展してきました。現在では三重県を代表する祭となっており、毎年多くの観光客が訪れています。
伊勢えび祭が開催される6月は、伊勢海老の禁漁期にあたります。この時期に祭を行う背景には「伊勢海老を護り殖やし 育もう」という人々の思いが込められています。伊勢えびの動きを模した軽快な「じゃこっぺ踊り」が町中に響き渡り、踊りの輪が広がる。夕暮れ時には「伊勢えびみこし」が登場。
花火が夜空を染め、祭りは最高潮に達する。伊勢海老漁の解禁は毎年10月1日から、この日に網掛けされた初物を伊勢神宮に献納します。




