マカラ(2)
仏教の伝播に伴い、各地に広まったと考えられるマカラですが、西洋ではしばしば山羊座(カプリコーン)と同一視されています。また日本に伝えられたマカラは、建物の屋根の上端部を飾る鯱(しゃちほこ)に影響を与えていますが、これは口から水を吐くマカラに防火の願いを込めたものと云われています。
階段の手すりの部分にマカラが彫刻されています。
ぶ厚いマカラの唇の上に「獅子」が施されています。
口の中にも得体の知れない怪獣が彫られています。マカラそのものが合体であるばかりでなく、さらに他の怪獣たちが寄せ集められ・・・わけがわからない状態です。
これは「ナーガ」と呼ばれるものです。たぶん「ドラゴン」だろうと思いますが、「マカラ」の影響も当然受けていると考えられます。