二科展(1)
ようやく休みになったので「二科展」に行くことにしました。昼食は「アベ地下」の「古譚」でラーメン。すっかり忘れていましたが、この「古譚」は中学時代から行きつけているラーメン屋です。もう40年近く続いていることになります。今のようなラーメンブームになるずっと以前からの老舗です。ここにはもちろん「熊」の木彫があり「シャケ」をしっかりくわえています。展覧会を見る前としては、とても縁起?のいい出会いではありませんか。そして、天王寺公園を通って・・・気持ちは当然のごとく高まります。
地下展示場なのがちょっと残念です。改装されてから地下もずいぶん美しくなりましたが、美術館というより会議室みたいな展示室なので・・・何よりもまず彫刻室へ。
入口すぐのところに展示されていました。あまりにもすぐなので、ちょっとあっけにとられてしまいました。監視員を気にしながらシャッターを押したのでブレてしまいました。
今度は勇気を出してどうどうと撮影。監視員はいないのかな???
調子に乗ってもう一枚。来ました来ました監視員、「許可をもらっていますので・・・」ときっぱり言う。
しっかりカメラに収めてから、ゆっくり他の作品を見て回る。関西には敵なし・・・という感じ。圧倒的な存在感である。とても嬉しくて笑顔。そのままデザインそして絵画を笑顔で見て回る。たくさんの芸術家面したおじさんやおばさん達、難しい顔をしている。笑顔で見ているのは私ぐらい?そんな顔で見て回ると、とても素直に作品が鑑賞できることを知った。自分が出品して闘っていたなら、こんなに気楽に見れなかったかもしれない。「芸術」という構えが、額に深いシワを刻み込む。もっと自由に気楽に解放されるべきだと、ようやく今にして思う。それもこれも「すくらんぶる」の教え子たちと共に活動をしてきたおかげだと思う。