ぎょ(74) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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職人魂(5)

「竹ビーズ」の「めだか」には当然ひもひもを通すための穴があいている。その穴を口に見立てて、もう一方の穴に針金や竹でシッポを取り付けてきた。眼は「動眼」というパーツを貼り付けたり、最近ではペイントマーカーで描き加えている。

「めざし」というイメージで数匹を竹串に通したいのだが、竹ビーズそのものが小さく破壊しかねないので・・・そこで、口の方に竹串を差し込んでみた。


めだかピック


実際に売られていたお魚ピックもあったので、いっしょに袋詰めした。「めだかピック」が断然目立っている。これで梨や林檎を食べると最高である。


物干しメダカ


どうしても「めざし」のイメージが頭から離れない。子ども用のそろばんがあったので、その台を利用して魚を「天日干し」しているところを作品化してみた。さらに、手頃なお風呂の水温計や皮むき器があったので、それらを乾かす台にもなるようにセットしてみた。邪魔になりそうだが、生活にはそのような無駄があっていいと思っている。


ガラガラめだか


竹ビーズ「めだか」の眼に「動眼」を用いてきたが、ペイントマーカーで描き加えるようになったのは、在庫がなくなり買いに行くヒマがなかったことがきっかけである。様々な制作に各種金具を大量に用いてきた関係から、その金具が入っている小さなプラケースもたくさんたまってきた。かなり薄っぺらなプラケースに何気なく「めだか」を入れてみると、ピッタリのサイズであった。まるで計算されたようにフィットするのは、とても気持ちがいい。さらに、何に使うでもなく保管してあった「小石砂」や「ガラス小玉」を入れてみた。見た目も美しく、振るとカラカラと素朴な音がする。メダカが動く。最高の幼児玩具である。

このように、素材や材料たちが私の作業机の上で、見事にハーモニーを奏でるとき、私は「ものづくり」の醍醐味を味わい至福の時間を過ごしている。