ぎょ(34) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ブリキ話(5)

そろそろ「ブリキ」にこだわってきた本当の理由を白状しましょう。

第3回「すくらんぶる」展の共通アイテムが「蝶」なので、いろいろ作品を試行錯誤するうちに「ネガフィルム」で蝶を作ることを思いついたのです。その美しさに惹かれて、いろいろ工夫してみましたが結局「そのまま」がシンプルで美しいと思うに至りました。


フィルムのまま


しかし「そのまま」では作品になりませんので、商品として「蝶の瓶詰」を作ったのです。


蝶びんづめ1


いろいろな商品を作った中でも、やはり「蝶の瓶詰」は好評でした。


蝶びんづめ2


「蝶の瓶詰」はもっとも早く完売したのです。

さて、第4回展の共通アイテムは「ぎょ(魚)」に決定したわけですが、そこで思いついたのが「魚」なら「瓶詰」ではなく「缶詰」だということ。そして、「缶詰」についていろいろ調べたりして「ブリキ話」を展開してきたというわけです。ようするに、「魚の缶詰」を作りたいのです。「瓶詰」なら空き瓶を使えばいいのですが、「缶詰」は空缶というわけにはいきません。「蓋」をどうすることもできないからです。つまり、「缶詰の機械」が必要だということなのです。そこで、またまた調べました。家庭用の簡易缶詰機があるのです。食品としてではなく、タイムカプセルやプレゼント用に使用するものです。もちろん、即刻注文をいたしました。


缶ロール機


どうです。真っ赤なマシン、仕組みは簡単なものですが、取り扱い説明書を読みながら慎重に操作を覚えなければなりません。取説というのは、どうもわかりにくい。その前に「缶」に入れる「魚グッズ」をそろえなければなりません。早く「缶詰」を作りたくてウズウズします。やっぱり1個目は失敗、でもそれが後々役に立つのです。ハンドルをクルクル・キリキリとまわして、缶の蓋をしめていきます。付属の蓋はプルトップ式なのでちょっと残念です。本当は缶切りであけたいところですが・・・