ブリキ話(4)
■ハンドル式缶切りを調べますと・・・
イギリスで発明された手回し式缶切りだそうで、「トッパー缶切り」と呼ばれているそうです。
■缶ジュース
缶詰というのとは少し雰囲気は違いますが、液体を缶詰にしていることに違いはありません。ただ、缶詰が発明された頃は、まだ「缶切り」が発明されておらず、ハンマーやドライバーであけていたと言います。ということは、液体のようなものはまだ入れられなかったわけです。また、戦争中などは、銃であけたとか・・・そう言えば西部劇などで缶をならべて銃でうっているシーンがありますよね。あれは、銃の腕比べですが、まあそういう感じだったのでしょう。
さて、缶ジュースは普通の「缶切り」であけるのではありません。「チャーチキー」と呼ばれる鷹のツメのような道具で、テコの原理でプシュと缶に穴をあけるわけです。ビールなんかは、穴から噴き出して服をぬらした経験があるという人も多いと思います。穴は2箇所あけなければなりません。身近な科学とでも言うのでしょうか・・・しかし、チビチビ飲むなら1箇所という工夫もできますし、凍らせた缶ジュースの場合はチャーチキーでいっぱい穴をあけて、上蓋全体をめくってしまうという荒業までありました。
たいがいのジュースは缶にチャーチキーが取り付けられていましたが、コカコーラの場合は上のように別添えになっていました。やることがオシャレですよね。