ぎょ(15) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

「七福神」そもそもの始まりは・・・

第3回「すくらんぶる」展が近づき、打ち合わせをいつもの「夢庵」で開いての帰り、メンバーからお中元よろしく「ビール」をいただいた。夏はこれにかぎる。喜んで持ち帰り箱を開けてみると・・・「エビスビール」、最近は安価な発泡酒が主流だっただけに、とても嬉しい贈り物であった。


エビスビール


その頃は、会期が近づいたこともあって制作に励んでおり、ペットボトルやアルミ缶の蝶をひたすら切る毎日であった。飲んでは切り、切っては飲む。当然、このゴールド缶も早速作品へと変貌させたのだが・・・エビスマークが気になって仕方がない。なんとか生かす方法はないものかと頭をひねった。そこで私のパロディ魂が踊った。


エビス1


この鯛を「蝶」にすると、釣竿は「虫捕り網」になる。自分のアイデアに夢中になる瞬間ほど楽しいものはない。


エビス2


面倒な作業も完成の楽しみが大きいほど苦にならない。アイ゛テアどおりの作品が完成した。シールにしたりTシャツにしたり・・・メンバーへのプレゼントを多く制作した。また、メンバーに生まれた赤ちゃんのために小さい可愛いTシャツも・・・

第3回「すくらんぶる」展は盛況のうちに終了した。さらなるステップのために、共同作業場を開設するプロジェクトが始動した。今後の活動を支えていくためにも、それぞれが制作と並行して商品開発を行う必要がある。第3回展で買っていただいた小作品などの反応や意見を生かしていくことになった。そして、第4回展の共通アイテムを「ぎょ(魚)」に決定、早くも多くの方々に期待していただいている。

いやはや、まさか次のテーマが「魚」になるとは・・・せっかくエビスの鯛を蝶に取り替えたのに・・・嬉しい悲鳴。もとの鯛にもどしたのでは「エビス」のままで作品にはならない。「七福神」が頭をよぎる。現在の「すくらんぶる」は出品者数に変化はあるものの概ね7~8人が中心で動いている。この「七福神」を商品開発のブランドにできないものか・・・そう言えば、布袋に似た○○くんや恵比須に似た△△くん、紅一点の弁天こと□□さんもいるではないか。


かつ喜


そんなことを考えながらニヤニヤして外環状を走っていると「かつ喜」の看板が目に入った。おお「七福神」ではないか。

出所様々な神々を寄せ集めて、唄え踊れの大宴会。まさしく「すくらんぶる」にふさわしいと確信したのである。

早速メンバーに提案、それぞれの商品開発と同時に自己ブランドとして「七福神」をデザインすること。ちなみに私は「長老」ということで「寿老人」を選択した。


寿老人


さてさて、これからの商品開発が楽しみじゃわい。