そもそも私は、生き物を飼育するのが好きで、これまでいろいろな小動物を飼ってきました。その中でも「魚」は中心的なものです。子どもができてから、その飼育熱は再燃しました。
娘が保育園の夏祭りで金魚をすくってきました。当然、父親としてそれをきちんと飼育しなければなりません。
5匹くらいいたでしょうか・・・しかし、一匹二匹と減って、三匹だけがたくましく成長してくれました。
そして、平均寿命を越えて生き残ったのが一匹、20cmを越えました。
水槽は玄関にありますので、来客者の多くがまさしく「ぎょ」とされます。鯉ですか?という質問もしばしばです。
そして長年、娘の成長を見守るように成長を続け、とうとう30cm級にまで到達しました。
娘が自立して家を出てしばらくして、その巨体をゆっくりと水槽の底に沈め昇天しました。本当にご苦労さんという気持ちでした。写真を撮影し、娘に連絡をしてやりました。娘も私と同じ気持ちだったろうと思います。
これまでに昇天した小魚は庭に埋めてやりましたが、ここまで大きくなるとそういうわけにはいきません。まして、犬を飼っていますので掘り返されてもこまります。幸い、私の家は川の近くなので、大きなタオルにくるんで川に運び、流してやることにしました。
たかが金魚されど「きんぎょ」、お疲れさんでした。