青の伝説(71) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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キアイ

《ヤマアイ(山藍)》学名:Mercurialis leiocarpa トウダイグサ科 ヤマアイ属 多年草石清水八幡宮との深い係わりが有り、大嘗祭の折、宮廷(現、宮内庁)に、当八幡宮のヤマアイを奉伺し、儀式に使う最高の礼式衣、小忌衣(おみごろも)の模様染付けに使われた伝統は、今も続いていると聞き及んでいます。また、ヤマアイは、雌雄異株・両性株で、写真は、雄花です。尚、藍染めに使われるアイは、タデアイと呼ばれ、中国大陸原産の栽培植物です。青く染まる色素インジゴの前駆体であるインジカンを含む植物はタデ科、マメ科、キツネノマゴ科、アブラナ科など、世界に数十種知られています。ヤマアイはインジカンを含まないとされています。よって、小忌衣の染付けは、葉緑素の擦り付けだけであり、色素の沈着が不安定で、短期間で色褪せが起こると考えられます。http://www16.ocn.ne.jp/~yn-club/yasou.htm より

《リュウキュウアイ(琉球藍)》キツネノマゴ科 学名:Strobilanthes cusia 別名:キアイ、木本状多年生草本。参考:http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ryuukyuu-ai.html。 卵形の葉をつけ、唇形の花を密生した穂状花序をなす。藍草は1年に2度刈り取られ、夏藍は約95cm、冬藍は約75cmに成長する。挿木により植え付け、2~3年に1度は株の更新をはかる。生育には適度の雨量と牛糞を施肥し、石灰を加えて激しく撹拌したあとに泥藍を年成し、染料として利用する。中国原産で、琉球列島~インドシナ半島に分布。含藍植物は、世界的に分布し、我が国には五種類ほどである。タデ科のタデアイ、キツネノマゴ科のリュウキュウアイ、マメ科のタイワンコマツナギ、ナンバンコマツナギ、アブラナ科のタイセイおよびガガイモ科のアイカズラなどである。このうち現在沖縄でも染料として使用され、一定の量が製造されているものは、タデアイ、リュウキュウアイおよびインドアイである。http://w1.nirai.ne.jp/aikaze/explain.html より

《板藍根(味:苦 性:寒 帰経:心・胃・肺)》板藍根とはアブラナ科の植物、菘藍(うすらん、ホソバタイセイ)の根のこと。中国の家庭には板藍根の根のエキスを顆粒状にしたお茶がいつもストックされており、非常にポピュラーな存在になっています。冬の寒さが厳しい頃、小中学校の校門では、登校してきた子供達の喉にスプレーで板藍根の煎じ液を吹きかけて健康管理に用いることもあるそう。来日する中国の人たちも、たいてい、お守りのように板藍根のお茶(他にも板藍根をチョコレートにしたものもあるというから驚きです)を持っています。聞いてみると母親が持たせてくれるのだそうで、中国ではまさに家庭の守り神として様々な生活のシーンで愛飲されているのです。現在市販されるは主に2種類あり、華北と華南で:原植物が異なっている。華北で用いられるものは、アブラナ科のホソバタイセイIsatis tinctoria L.およびタイセイI. indigotica FORTUNEの根を乾燥したもの。華南で用いられるものは、キツネノマゴ科のリュウキュウアイBaphicacanthes cusia BREMEK.(=Strobilanthes flaccidifolius NEES)の根および根茎を乾燥したもの。【原色和漢薬図鑑より】http://www.futabakanpo.co.jp/lineup/syoho/banran.htm より