沖縄でガラス器の製造が始まったのは約100年前だと言われています。歴史の浅い琉球ガラスですが戦後アメリカ軍により持ち込まれたコーラ、ジュース瓶などを利用することにより急速な発展を遂げ、今日のよう手工芸品としての土台を築き上げました。さざなみのようなひび割れ模様、細かい気泡の入った柔らかな色合いの泡ガラスなどガラス職人の心意気が手作りのぬくもりとして伝わってきます。琉球ガラスは、主に吹きガラス技法によって製作します。この技法は鉄パイプ一本で色々なガラス器をわずか数分のうちにつくってしまう、まるで手品のような技法です。