
《Mary Magdalene》
ルカによる福音書7(罪深い女を赦す)より
この町に一人罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壷を持ってきて、後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。・・・「赦されることの少ない者は愛することも少ない。」 そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。
「マグダラのマリア」に関しては、その他、ベタニアのマリアも同一人物だとされ混同されているようである。
《キリスト教会に正式に認められていない「福音書」》
キリスト教外典「マグダラのマリアの福音書」(ナグ・ハマディ文書)1945年12月、エジプトの南部のナグ・ハマディ付近で農夫が発見したパピルスに記されていた福音書の内容です。
イエス様が亡くなった直後です。『彼ら(弟子たち)は悲しみ、大いに泣いた』そこへ、マグダラのマリアが一人、立って、彼らを励まします。『泣かないでください』『イエスの恵みがあなたがたと共にあり、護ってくれる』『それよりも彼の偉大さをたたえるべきです』それを聞いたペテロはいいました。「イエス様が他の者よりもあなたを愛したことを私たちは知っている。あなたしか知らないイエスの言葉を私たちに教えてくれ」
トマス書をはじめ、グノーシス派の文書ではマグダラのマリアが実質的なイエスの妻だという説があります。
《検証「最後の晩餐」》
1999年、修復を終えた『最後の晩餐』に現れたのは、これまで誰も気づかなかった、いないはずの女性。キリストの左に座る人物は「洗礼者ヨハネ」ではなかったのか?キリスト教会にとって、タブーとなる謎の女性の存在。果たしてその女性の正体は?画像上が修復前、下が修復後です。