螺旋物語(49) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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めったにテレビを見ないのですが、「世界ふしぎ発見」のカナリア諸島版で「竜血樹」というのを知りました。
《Dracaena draco》
英名は Dragon tree。リュウゼツラン科リュウケツジュ属の常緑小高木、熱帯や亜熱帯地方に広く分布し、熱帯アジア、アフリカ及び中南米地方に原種が約50種知られています。属名はギリシャ語のdrakaina(ドラカイナ=雌竜)に由来し、リュウケツジュ(竜血樹)属の名はこの属の1種ドラコ【D.draco】がその傷口から『竜の血』と呼ばれる赤い樹液を出すことからこの名が付けられています。カナリア諸島に原産するドラコは6000~7000年と寿命が長く、セコイアやセイタカユーカリと共に世界3大巨木のひとつとして知られています。高木性で分枝し、高さ20m以上に達する。葉は線状披針形、無柄でかたく、全面灰白色、茎頂部に密生し葉冠を形成する。幹と葉からは「竜の血」と呼ばれる暗赤色の樹液が出る。この樹液は、塗料、写真製版、薬に用いられる。長命な植物としても有名で、カナリア諸島に推定樹齢6000~7000年、幹周15mにおよぶ物が有ります。枝先の花序に黄白色の花をいっぱい咲かせます。ギリシャ神話では、ヘラクレスまたはアトラスによって殺された、百の頭をもつドラゴンから流れ出た血から生まれた樹とされています。また幹を傷つけると出る樹液は赤くて、民間薬や呪術用に使われたそうです。カナリア諸島の遺跡で発見されたミイラにも利用されているということです。